2023年10月04日

夏アニメ・ドラマ 総評

今期はアニメもドラマも割と多めに見ていたので、録画消費がなかなか追いつかなくて大変でした。

アニメ

英雄教室
ガンガンでコミカライズ版が連載されているので見てみたのですが……出来はあまりよろしくありませんでした。
出来が良くない作品は、原作準拠のストーリーでやっていることは間違っていないけど作画が悪い、というパターンが多いのですが、この作品は、原作準拠なんだろうけど、シリアス・ギャグ・エロ全てが全方向に中途半端で絵もあまり動かない、というまた一段階低い感じの出来の悪さでした。
アーネストがエロ担当になって妙にイラっとするキャラになっていたりして、よかったのは声優さんたちの演技くらいでした。
作品的にも全く話題にならなかったので、これは原作もコミカライズも畳む方向に行ってしまうのではないかな、とすら感じました。

好きな子がめがねを忘れた
こちらは全く期待していなかったのに出来がものすごくよかったという、なかなかないパターンの作品でした。
ヒロインの三重さんをとにかくかわいく描こうという情熱が伝わってきましたし、作画がモブも含めてヌルヌル動くという、こんなに手がかかってるテレビアニメってジャンプ作品以外で早々ないよ、という驚きもありました。
1エピソード1エピソードはものすごく丁寧に描かれてるけれど、作中の時間経過は結構早めという手法もなかなかよかったです。話が超速で進む作品ってあまり出来がよかったものがないですし。
これは2期があるのではないかな、という気がします。

百姓貴族
原作がショートエピソードの連続で構成されているエッセイ漫画ということで、5分アニメで毎話サクサク見られたのがよかったです。
原作のいいエピソードが集められていましたし、繰り返し見ても飽きなかったです。
アニメDVD同梱版のコミックスを予約したレベルで好きな作品でした。

るろうに剣心
原作を最初から改めてアニメ化するとのことで、見てみました。
原作でツッコミがあった部分以外は本当に原作準拠でキッチリアニメ化されていて、感覚的には「ダイの大冒険」の再アニメ化みたいな感じでした。変に長くされたりカットされているエピソードがない、というのもある意味珍しいな、と思うくらいで。
剣心の声が思っていたより低いというのはありましたが、3話くらいで慣れました。
ただ、本番は京都編からだろうと思うので、話としてはまだまだ平坦だな、と思ってしまったりも。

私の幸せな結婚
コミカライズ版を購入しているので、見てみました。
原作が小説のアニメは話の進むスピードが異様に早い作品が多々ある中、この作品はコミカライズ版と同じくらいゆっくり丁寧にアニメ化されていてよかったです。
絵もきれいでしたし、声も合っていましたし、文句の付け所がなかったです。
続編は既に制作が決定しているとのことで、期待したいです。

スプリガン
元はネット配信限定だったものがテレビ放送されるとのことで、見てみました。
ネット配信用に作られたものだからなのか、1話60分なので、全ての話が30分ずつの前編後編に分かれているというちょっと変わった放送の仕方になっていました。
原作自体結構昔の作品なので、古代超文明のオーパーツが関係する事件の話、という設定自体ちょっと使い古された感じになってしまっていて、あぁこれを20年前に見られていたらなぁ、と思ってしまいました。
絵はかなり動いてきれいでしたし、アクションシーンにも迫力があったのですが、原作ファン向けの作品なのかもな、とも思いました。

ホリミヤ -piece-
まさかあるとは思っていなかったアニメ2期で、卒業式の日に在りし日を思い出している、という1期で描けなかった日常を改めて描いていく、という構成になっていました。
1期ではどうしても入れないといけない最重要エピソードが話の半分以上を占めていたので、日常の話はそこまで多くなかったのですが、2期ではイベント少なめで日常多めな感じになっていました。
1期を知っている前提で作られているので、改めて既存キャラの説明はしないとか、ある意味新規視聴者をバッサリ切る作りだったのは、これはこれでいいな、と感じました。いきなり2期からアニメを見るという人も少ないと思いますし。
いい意味で、何も考えずにのんびり見ていられる作品でした。

呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変
前半は五条の高専時代の話、映画を含めた総集編を挟んで後半は渋谷事変、という構成でした。
ОP・EDの気合の入りかたから作画のきれいさまで、クオリティは全く下がることなく、話の進むペースも速くもなく遅くもなく、ほぼ完璧なんじゃないかな、という作品でした。
安心して見ていられました。

BLEACH 千年決戦編 訣別譚
最終章の2期目で、主人公が出ない話が数話続くなど、その辺り割り切って作ってるなぁ、と感じました。
原作者がガッツリ絡んでいるだけあって、話の進むペースとか見せ方などなど、この作品も安心して見ていられました。

Nier:Automata Ver.1.1a
制作が間に合わなかった4話分を1日で一気に放送してしまう、という、アニメ情報をちゃんとチェックしていないとうっかり見逃しそうになってしまう最終回となっていました。
あと4話でゲームのエンディングまで行けるのか?、と思っていたら、案の定2期がある、とのこと。
ゲームではA・Bエンドの部分までで、むしろこれまでは前振りでここからが本番、という部分で、ゲームだとここから手が止められなくなってくるので、1番いいところで終わってしまった、という感じでした。
アニメ版は1話こそゲーム準拠でしたが、その後はちょいちょい改変があって、1期のラスボスもゲームとは変えてきていたりして、その辺りもやっぱりある意味原作準拠なのですが、そういう部分も含めてゲームをプレイしていないとわかりにくいだろうなぁ、と思ったりもしました。
最終話とか結構大事なことをサラッと流されたりしていましたし、アニメだけだと私は多分話が分からなかっただろうなぁ、と思いました。


ドラマ

ばらかもん
スクエニ系の作品としては初のプライム帯1時間の連続ドラマということで、見ないわけにはいかなかな、と思って見てみました。
舞台となる五島列島でちゃんとロケをしていて、それなりに原作準拠の内容で話もきれいに着地していて、何やかんやで割といいドラマだったな、と感じました。
いい意味で何も考えずに見ていられるドラマで、癒される感じがしました。
中盤でヤスバが死ぬという超展開があり、若干続編を匂わせる展開もあったので、もし続編があったとしたらどうするんだろう?、とは思いますが。

シッコウ!~犬と私と執行官~
裁判の結果実行しなければならないのに、家からの退去であったり借金の返済などを拒否続ける人に対して、強制退去や持ち物の差し押さえを執行する執行官、というのは実際にどういう職業なのか、というのがわかるお仕事ドラマ。
ヒロインはひょんなことから犬嫌いの執行官の補助として、執行場所にいる犬を確保するという役割を担うことになるのですが、毎話毎話執行場所に犬がいるというちょっと強引な展開は少し残念でした。
ただ、それ以外の執行官という職業とはどんなものか、どうやってなるのか、給料はどうなっているのか、など普通知らないような情報が出てくるのは結構楽しかったです。
割と最近まで女性執行官が存在しなかった、というのも、そういう世界なんだなぁ、と知るきっかけになりましたし。
1話完結の話なので、最後がちょっと都合よくまとまり過ぎという部分はありましたが、結構楽しく見られました。

ハヤブサ消防団
処女作以降鳴かず飛ばずのミステリー小説家の青年が、父親の遺産である田舎の一軒家に引っ越し、比較的早い段階で地域に溶け込んで消防団に入る。しかし、何故か不審火が相次いで発生し、青年が犯人探しを始める……という話。
小説1冊分のミステリーを連続ドラマにした場合、中だるみ展開があったり、中盤全く話が進まない場合も多々ある中、この作品は常に話が進展して、最後まで目が離せませんでした。
消防団仲間のおじさん軍団の和気藹々とした居酒屋でのやり取りはいつ見ても楽しくて、本編以外でも居酒屋シーンが楽しみでした。
主演の中村倫也さんの演技も素晴らしかったです。

この素晴らしき世界
とある大女優が行方不明になり、たまたま目についた大女優そっくりの主婦が大女優の身代わりを演じることになる、という話。
リアル撮影直前で主演女優が降板してしまったという裏事情のある作品だったものの、この作品は面白いのでは?、という前評判を見かけたので、見てみることにしました。
劇中ではさすがに身代わり主婦がドラマに出るとかはなく、あくまで原稿に沿った謝罪会見とか賞のプレゼンターとかを代わりにやる程度だったので、その辺りの線引きは割としっかりしていました。
ただ、やっぱり日常生活の中で大女優の身代わりをしているということに全く気付かれないというのにはちょっと無理があるように感じました。いろいろ怪しいと思われるものの、浮気を疑われるとかのレベルでしたし。
1人2役で主婦と大女優を演じ分けていた若村麻由美さんは、素直に上手いと思いました。
個人的には、主婦の夫役のマキタスポーツさんの存在感がなかなかよかったと感じました。

トリリオンゲーム
原作漫画を購入しているので、見てみることにしました。
基本的には原作準拠なのですが、1エピソードを1話で収めるために結構カットしているシーンがあり、そのせいでドラマ版はちょっといろいろ上手く行きすぎに見えてしまいました。原作通りにやるなら多分1.5倍くらいの時間が必要だったと思います。
ガクのキャラクターは割と漫画そのままでしたが、超絶軽薄なハルは目黒蓮さんのイメージではなかったな、と感じました。目黒蓮さんは割とまじめなイメージがありますし。
祁答院に関しては、吉川晃司さんがイメージそのままでかなり良かったです。

CODE-願いの代償-
婚約者を事故で亡くした刑事が、願いを叶えてくれるアプリ「CODE」を手に入れて、実は婚約者の死は事故でなかったことを知って、死の真相を追っていく、という話。
CODEというアプリは実際に存在しそうだな、と思えるもので、CODEを巡っていろんな人の思いが交錯していく部分は結構見応えがありました。
ただ、この作品は韓国ドラマのリメイクで、こういうタイプの韓国ドラマの黒幕は大抵国家が裏で暗躍している陰謀説になってしまっていて、この作品もその例に漏れなかったのは残念でした。
婚約者を殺した犯人とか、最終的な結末とか、それなりに意外性があってよかった部分もあるのですが、国家の陰謀っていう部分はなくてもよかったかなぁ、と感じました。

VIVANT
作品の内容に関して事前情報が全くなかったものの、たくさんの有名役者を使ってものすごくお金をかけて作っているらしい、というのを見て、とりあえず見てみようと思って見てみました。
序盤の誤送金編は池井戸原作ドラマの亜種みたいな感じで、お金をかけて撮影しているのはわかるけど、やることはこれまでの日曜ドラマの延長なのか、くらいにしか感じられず、あまり話に入れませんでした。
ただ、その後の別班編になると話の質が変わってきて、かなり引き込まれました。
主演の堺雅人さんも序盤は気弱なサラリーマンだったので微妙だったのですが、途中から別の人格がいるというのがわかり、それぞれ演じ分けているのは素直にすごいな、と感じました。
最終的には見ておいてよかったな、と感じました。

最高の教師 1年後、私は生徒に■された
高校の卒業式の日、担任していたクラスの生徒に突き落とされた女性教師は、気が付くと高校3年生の始業式の日に戻っていた。同じ結末にならないようにするため、女性教師はクラスを変えることを決意する、という話。
「3年A組」のスタッフが制作しているだけあって、各生徒の問題を解決する流れは王道から一歩踏み込んだものになっていて、毎話引き込まれました。
生徒役の若い役者さんたちも上手い人が多く、中でもイジメ首謀者役を演じていた加藤清史郎さんは、こういう役も出来るんだ、と結構ビックリしました。
クラスメイト全員にちゃんと見せ場があり、最終話に全ての伏線が収束していく流れは見事でした。
個人的には本作が今期1番の作品でした。

ブラックポストマン
とあるポストに子供が手紙を出すと、ネバーランドの悪魔が助けてくれるという都市伝説のある街。実際にネバーランドの悪魔として虐待から子供を助けていた青年が久しぶりに街に戻ると、そこで新たなネバーランドの悪魔事件が起きていた、という話。
1話こそ主人公が本物のネバーランドの悪魔として暗躍するものの、それ以降はかつてのネバーランドの悪魔の影を追いかけて行くような話となっていて、単純な仕置人的な話でなかったのはよかったです。
出演者が軒並み演技が上手い人たちだったので、最後まだ割と楽しく見られました。

彼女たちの犯罪
ある1人の男について、1人は男と離婚して自由になりたいと願い、1人は男と結婚したいと願い、1人は刑事として取り調べを行う、という1人の男を通じた関係のある3人の女性たちの物語。
話の構成が非常に上手く、序盤に少しだけ現在の映像を見せてから過去を振り返る形になっていて、どうしてこの状態の3人が最終的にあの状態になるんだ?、と思ったら、既にこの作品の世界に引き込まれていました。
その後の展開も少しずつ謎を出したり謎解きをしたりを繰り返して、最後まで飽きずに見られました。
なお、夫の妻を演じていたのは前田敦子さんで、ちょっと見ないうちに演技が上手くなったなぁ、と感じました。

ギフテッド
人を殺したことのある人を見ると黒い靄が見える高校生と刑事のバディもの。
原作が「金田一少年の事件簿」などの原作を手掛けている人なので、ラスボスの設定とか各事件のトリックなどは金田一少年ぽいなぁ、と感じるものが多かったです。
ただ、設定にしろトリックにしろわりと使い古された手法が多く、トリックの先読みが出来てしまう場合が多々あり、それくらいのことを最後の謎解きシーンで偉そうに語られても……と思ってしまうことも多かったです。バディの刑事は超優秀という設定ではあるものの、そう見えなかったというのもあり。
なお、刑事役は増田貴久さんで、ビックリするレベルの棒読み演技でガックリ来ました。脇役のときはそこまで感じなかったのですが、主演になるとここまでか……と。
シーズン2もあるようですが、これ以上は追わないかな、と思いました。

ノッキンオン・ロックドドア
不可解専門と不可能専門、2人の探偵の物語。
30分ドラマということで、問題編と解決編と1つのエピソードで必ず2話になってしまうのはちょっと残念でした。
各エピソードの謎解きはそれなりに面白く見られたのですが、最終的に話が続編にぶん投げられているような状態で終わってしまって、話の根本的な部分は何も解決していない、というのは残念でした。
最終エピソードの犯人が意外だったのがすごくよかったのもあり。

なれの果ての僕ら
小学校6年生のときの同窓会が開かれると呼び出された廃校で大量殺人が発生する、という話。
初回の時点で首謀者が誰なのかはもう明示されていて、首謀者が実験と称して同級生たちに様々なゲームを強要して、同級生たちの人間性を暴いていく、という流れでした。
地上波としては結構グロ描写を頑張っていたのですが、それ以外は全体的に微妙でした。
設定としては小学校卒業から5年後の高校生ということなのですが、私服を着ているせいか、どう若く見積もっても全員20代に見えてしまうのがマイナスでした。ただ、それについては、みんな私服の中で1人制服を着ている子がいるという設定を活かさなければいけないので、10年後の同窓会という設定変更も出来ないというジレンマもあったとは思うのですが……
他にも、デスゲームなので最初にドカッと登場人物が勢ぞろいするものの、誰が誰なのかわかりにくくて、人間関係が肝の話なのに話に入りにくい、というのもありました。人狼ゲームみたいに、役割が与えられていたりするともうちょっとわかりやすいのですが……
やろうとしていたことは間違ってはいないけど微妙だったな、という感じでした。
posted by minerva at 11:51| Comment(0) | アニメ・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月03日

春アニメ・ドラマ 総評

今期はアニメ「推しの子」が一強で、それ以外は全体的に可もなく不可もなく、な感じでした。

アニメ

事情を知らない転校生がグイグイくる。
やっていることは間違っていないけど、出来具合は可もなく不可もなく、というタイプの作品でした。
原作の方はもう大分茜の死神感は薄れているのですが、アニメでは最終盤までずっと茜が死神としてクラスから嫌われているというシーンが流れて、いい加減もう言わなくてもいいのに、と思ってしまいました。
原作通りに、高田以外にも茜の理解者はたくさん出てきますし、茜が高田のグイグイ感に助けられているという描写のためというのもわかるのですが、毎週毎週の死神イジリはちょっと見ていてきつかったです。

推しの子
原作は一通り読んでいます。大きな改編もなく非常にいいペースで進んでいるというのもあり、毎回放送が楽しみでした。
第1話が90分という長丁場でもそこまで長いとは感じませんでしたし、とにかく絵はよく動くし、オープニングはもちろんエンディングの入り方もいいし、と文句の付け所がありませんでした。
アイドルの話ということで、いろいろ楽曲が用意されていたのに加え、ちゃんと振付がされていたり、それに合わせたヲタ芸があったりと、丁寧にしっかり作られていて、最後まで楽しめました。
2期政策決定とのことで、楽しみにしています。

TIGER&BUNNY2
元々はネット配信限定だったのがテレビ放送されるということで、見てみました。
前作は一通り見ています。
今作はヒーローたちがバディ制度によって2人1組で活動するようになるという設定で、序盤は新キャラも含めていろんなバディそれぞれにスポットが当たる話となり、終盤はヒーローを敵視する2人組との戦いがメインでした。
全体的にまずまず面白く見られはしたのですが、最初から2クールあるのが確定しているせいか、序盤のキャラの掘り下げ回がやたらに長く感じました。1話完結ではあるのですが、なかなか本編が進まない感じがしてもどかしかったです。
絵も悪くはないものの、人物が小さめな部分は描写が雑だな、と感じる場面が多々あり、その辺りもちょっと作り込みが甘い感じがしてしまいました。
2クール目の挽回に期待したいです。

Dr.STONE NEW WORLD
1期、龍水に続くアニメ2期で、巨大な帆船を作ってプラチナを手に入れるところまで描かれていました。
2期の2クール目は10月から放送とのこと。
原作に忠実にいいペースで作られていたのは1期と同様で、安心して見ていられました。
このまま原作の最終回までキッチリアニメ化してくれればな、と思います。

マッシュル-MASHLE-
ジャンプ原作アニメはヒット率が結構高めなので、原作は雑誌上で読んでいるだけでコミックスは買っていないのですが、アニメは見てみました。
結果として、悪くはないけど特によくもなかった、という感じでした。
話は結構テンポ早めに進んでいて、主人公・マッシュの異常な筋トレぶりとかシュークリームへの異常なこだわりとか、ギャグパートも掛け合いも悪くはないのだけど……面白くはないなぁ、と。
2期の制作は決定しているとのことですが、2期はもう見ないと思います。

僕とロボコ
実は12月にアニメが始まったときから見ていて、最初は特に面白くないと思っていたので、感想を書かないつもりでした。
でも、回を重ねる毎に面白くなっていっていて、最初は棒読みでとても聞けるものではなかったロボコの声も10話目くらいから馴染んできましたし、5分アニメでとにかくテンポがいいので、サクサク見られて楽しかったです。
ケンコバさんとかアンミカさんとか、キッチリ本人が出演してくるところとかも好きでした。
映画化決定とのことで、それもわかる気がしました。
さすがに映画は見に行かないですが、2期があるなら見る予定です。

地獄楽
こちらもヒット率の高いジャンプ+連載作品ということで見てみました。原作が完結済みということで、下手な終わり方はしないだろう、と思ったというのもあり。
序盤でメインキャラだと思われた人たちがガンガン死んでいった辺りで話に引き込まれ始め、不気味な島の生物たちとか、アクションシーンとかの見せ方もなかなか良く、全体的に割と楽しく見られました。
レギュラーキャラかと思ったら死んでしまった、というキャラが何人かいて、誰がいつ死ぬかわからない状態なのがいい感じです。
この作品も2期制作決定しているとのことで、続けて見る予定です。

THE MARGINAL SERVICE
境界人と呼ばれる特殊能力を持った宇宙人たちの犯罪を取り締まる組織・マージナルサービスの物語。
原作のないアニメオリジナル作品だというのと、声優さんたちがベテラン揃いで超豪華、ということで見てみたのですが……出来はいまひとつでした。
マージナルサービスのメンバーたちがニッカポッカを制服として現場に向かうとか、いろいろ狙って作っているんだろうなぁ、と感じる部分はありましたし、声優さんたちの演技はすごくよかったのですが、シナリオと大して動かない絵がダメでした。
全体的に絵の作りが甘いなぁ、と感じる部分が多々ありました。
シナリオもすごく普通、というくらいで、話にあまり捻りも感じなかったです。


ドラマ

それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~
特許などの知的財産権を扱う部署に配属となった元研究員と弁理士が主役のお仕事ドラマ。
知的財産権にはこんなものがありますよ、というのを毎回教えてくれる話となっていて、割と知らないことが多く、ためになる話ではありました。あえて特許を取らないことで技術を秘匿するとか、ケンタッキーの例を出されたりすると、なるほどなぁ、と。
ただ、主人公のキャラが真面目で一途なんだけどちょっと抜けている、というタイプで、見ていてちょっとイライラしました。周りがハッとするようなことを言ったり提案したりするのはいいのですが、普段がちょっと抜けすぎているように見えてしまいました。
女性上司として常盤貴子さんとともさかりえさんという2人がキャスティングされていて、最近のドラマとして女性上司が2人いるという構図は珍しくていいなと思いましたし、その2人がいい味を出していたのはよかったのですが……

ペンディングトレイン-8時23分、明日君と-
とある電車に乗り合わせた人たちが荒廃した未来に飛ばされ、サバイバル生活を強いられる話。
安定した食料と水を確保するまで結構時間がかかっていて、2日くらいまともに水も飲んでいないのに結構元気だよねとか、服も汚れていないよね、とか序盤はツッコミどころ多めでした。
中盤くらいで同じように未来に飛ばされた別の号車の人たちとの争いが起きたりした辺りは結構面白かったのですが、ワームホールを発生させて元の時代に戻るという部分の理論がガバガバだった辺りからまた微妙な感じになりました。
その後、元の時代に戻ってもメディアにさらされたりしてまともに生活できなかったり、もうすぐ隕石が衝突すると訴えても誰にも信じてもらえない、という辺りはよかったのですが、最終的にいろんな謎を残した状態で終わってしまって、最後はかなり微妙でした。隕石の衝突は避けられた感じはありましたが、未来に残った人たちはどうなったのかとか、放置された伏線がかなりありましたし。
元の世界に戻ってきた後の話があるタイムスリップ物ってあまりないだけに、もっときれいに終わってくれれば名作になり得たかもしれないのに、と残念でした。

だが、情熱はある
南海キャンディーズの山里亮太さんとオードリーの若林正恭さんの半生を描いた作品。
2人が高校生だった頃から話はスタートし、2人がそれぞれコンビを組んでM-1で結果を残して人気者になり、「たりないふたり」というコンビを作るところで人生が交差して、最終的にドラマになるというところまで描かれていました。
序盤から中盤にかけて、具体的には8話くらいまでは見るのが苦痛なくらい結構不快感の残る作りでした。
ピークは山里さんが静ちゃんに嫉妬して「フラガール」の仕事を静ちゃんに内緒で断るようにマネージャーに訴えるシーンで、本当にどす黒い、人間の嫌な部分を煮詰めたものを見た気がしました。
山里さんと若林さんの性格があまりよろしくない、というのはわかっていたものの、序盤から中盤は特にそれが強調されてしまっていました。演じている役者さんはしゃべり方をかなり本人に寄せていて努力の跡が見えるだけに、きつかったです。体格とか全然違うのに、ちゃんと全員本人に見えていただけに。
そんな中、春日さんの存在が結構助けになっていて、春日さんが出てくると癒しになるというのをモチベーションにして視聴を続けました。
そんな不快感が逆転したのは9話でオードリーの漫才を再現したシーンが出た辺りで、オードリーが渡辺正行さんに認められたシーン辺りから不快感が消えました。
山里さんも静ちゃんに嫉妬するだけではなくなり、いろいろもがいて自分の立ち位置がわかって来て、最終的に再び2人で漫才をするようになる辺りはかなり良かったです。
その後、2人の半生がドラマになるという企画が出る最終話では、主演の2人が本人役と山里・若林役を同時に演じていたりして、その辺り徹底していてよかったな、と感じました。
最後の3話だけ見るのもアリかな、と思います。

ラストマン-全盲の捜査官-
アメリカから研修としてやって来た全盲のFBI捜査官とそのバディとなった刑事の話。
全盲ではあるものの捜査官としては超優秀、という設定ではあるのですが、全盲としてのハンデが描かれていたのは第1話くらいで、他の話でそこまでハンデを感じられなかったのには一長一短ありました。
ただ、話の出来は結構よくて、バディ同士のやり取りは結構楽しく見られましたし、41年前の事件の真相に迫っていく流れは都合の良さもなく、かなり引き込まれました。
続編がありそうな雰囲気は残していたので、続編があればいいな、と思っています。

風間公親-教場0-
警察学校の鬼教官として知られる風間公親が捜査一課で指導係をしていた頃の話。なぜ警察学校の教官になったのか、というのが描かれていました。
2話毎に指導する刑事が入れ替わり、風間は最初の事件現場を見た時点でおおよその真相を把握しているものの、新人指導のためにあえて真相を隠して新人が真相に気付くようにそれとなく誘導していく、というのが大まかな流れとなっていました。
風間公親というキャラクターはそのままなのですが、警察学校では指導される人たち同士の交流があって、それが話として救いになっていた部分もあったのですが、本作では指導される刑事が1人で悩む場面ばかりで、話としての癒しというか救いがあまりなくて、少し息が詰まる感じがしました。
風間の厳しい指導自体はすごくいいのですが。
なお、かなり続編を意識した終わり方となっていたので、いずれ続編は制作される気がします。

合理的にあり得ない
暴力事件を起こして弁護士資格を失った女性とIQ140の天才青年がバディを組んで探偵としていろいろな事件に挑む話。
序盤の展開は劣化版「コンフィデンスマンJP」みたいで、話のテンポはいいけどそんなことで騙せるのかな?、みたいなことが多々あり、話にあまりのめり込めませんでした。
ただ、それに慣れてくると単純に主人公2人のやり取りやいろんなコスプレを楽しめたりして、これはこういうライトなもの、という形で見られるようになりました。天海祐希さんの演技はやっぱりすごいな、と思いましたし。
敵役の仲村トオルさんの立ち位置が話の流れで二転三転していく形だったのは結構よかったです。

弁護士ソドム
詐欺事件の加害者の弁護しかしない、という弁護士の話。
なぜ加害者の弁護しかしないのか、という理由は第1話で明らかになるものの、屁理屈で詐欺加害者を正当化して裁判に勝っていく主人公、というのはなかなか見たことがなくて、そこに新鮮味がありました。
母親を死に追いやった牧師を捜す、というのが話の大きなポイントではあったのですが、序盤に声だけ登場した牧師の声があまりに特徴的すぎて牧師の正体が登場前から丸わかりだったのは一長一短ありました。

正義の天秤 Season2
前作の最後で意識を取り戻した主人公の恋人が、全ての男性を拒否する反応を示すようになってしまう、というところから話は始まり、最終的にそれが解決されないまま終わってしまって、非常に中途半端な印象でした。
各話で事務所の弁護士たちを1人ずつ掘り下げる話があって、その出来自体はわりとよかったのですが……
全5話と短めな作りだったのもあって、何も話が進んでいないように感じました。
シーズン3があればいいのですが……

勝利の法廷式
幼馴染が被告となってしまった殺人事件の裁判に負けて実質引退状態だった女性弁護士が、裁判過程を全て予想した脚本を書く脚本家と組んで、再び弁護士として裁判に立つようになる、という話。
脚本通りに進んでいく裁判はドラマなのだから当然と思いつつも、この角度から描く裁判物って今までなかったなぁ、とも感じて、割と最後まで楽しく見られました。事件の真相が最初から見えている人がいる、という作品は多々あれど、それを脚本にして演じろと命令するっていうのが新しかったです。
最終的には主人公が引退に追い込まれた裁判と脚本家の恋人が殺された事件が繋がっていて、その犯人を追い込んでいく話となっていたのですが、その犯人を割と序盤にモブ的な形で出していたのは上手いなぁ、と感じました。

何かおかしい2
1は見たことがなかったのですが、ドラマの中で何か違和感を覚えるようなおかしい部分が出てきて、最終的にその正体がわかる話なのだというあらすじを見て、ちょっと見てみようかな、と思って見てみました。
結果、そこそこ面白かったです。
深夜ドラマということで、レギュラー出演者以外は全体的にあまり演技が上手くないとかはありましたが、都市伝説のドラマ化みたいな感じで、安っぽいのがむしろ味になっていてよかったな、と。
そこそこにバッドエンドが用意されているのもよかったです。

ソロ活女子のススメ3
ソロ活を楽しむドラマも3作目ともなるとネタ切れ感も出つつありましたが、それはそれで楽しめました。
1人旅とか1人博物館とか、もともと1人で行くようなテーマもあったりましたが、1人遊園地とか1人爆破体験とか1人テーブルゲームとか、普通ちょっと考えつかないような体験の話もあったりして、よかったです。
続編があったらまた見ると思います。
posted by minerva at 11:09| Comment(0) | アニメ・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月03日

冬アニメ・ドラマ 総評

今期はアニメがやや不作、ドラマは当たりが多めだったような印象でした。

冬アニメ

アルスの巨獣
アルスと呼ばれる大地で、人々の恐怖の対象となっている巨獣。その巨獣を狩る狩人だった青年がどこからか脱走してきた謎の少女と出会って運命が動き始める、という話。
どこかで見たことある設定を寄せ集めたような話で、青年の過去にしても少女の正体にしても予想の範囲内のものでしかなく、せっかくのオリジナルアニメなのに……と、結構残念な感じでした。
なお、最終話はきれいに終わっていないのに続編情報がないので、結構モヤモヤしました。でも、「完」っていう文字が堂々と出ていたりもしていて。
絵は安定していてそこそこ動くので、映像的には悪くはない感じではありました。

大雪海のカイナ
大地のほとんどが雪海と呼ばれる謎の液体で満たされ、人々は軌道樹と呼ばれる巨大な樹木の根元で細々と暮らし、その上に張る天膜には数人の人々が暮らしているという世界。ある日、1人の少女・リリハが気球のような生物に乗って天膜に現れ、天膜で暮らしていた青年・カイナはリリハと共に地上に降りることになる、という話。
終始一貫して「風の谷のナウシカ」みたいだな、と感じる作品でした。
世界観からしてかつての地球が激変した姿ですし、天膜には巨大化した虫が住んでいたりしますし、狭い領土と水を巡って国同士が対立していますし、軍事国家がリリハの国に攻めてきますし、最終的には巨神兵みたいなのが出てきますし。
この世界では文字がほぼ失われているけど、カイナが文字を読めることで最終的に人類の希望が見えてくる、というところだけはよかったのですが……
なお、テレビ版だけでは話は完結しておらず、続きは映画で、とのこと。
でも、観に行こうという気にはなりませんでした。
これもオリジナル作品なのに、いろいろもったいない感じがしました。

TRIGUN STAMPEDE
アニメの前作は一通り見たことがあったので、リメイクするなら見てみようかな、と思って見てみました。
前作をそこまで覚えているわけではなかったのですが、今作は主役のバッシュが全体的になよなよしているのでは?、と感じる場面が多かったです。キメるところはキメるのですが、その場面がすごく短いのでなよなよしているところが目立ってしまうというか。バッシュってこんなんだっけ?、と。飄々としているけど実はすごいって感じだったと思うのですが……
また、メリルは普通にいるのになぜかミリィがいなくて代わりに渋いオジサマがいるとか、どの層の需要だ、というのもありました。メリルとミリィのやり取りが面白かったはずなのに。
ただ、これに関しては最終話で明らかになって、実はこの話自体が本編につながる前日譚で、前作で描かれていなかった「ロスト・ジュライ」の事件が描かれていて、最終話でメリルの下にミリィがつくというのがわかる、という。
だからいろんな面で何かが違うっていう感じになっていたのか、と思い至ったものの、作品に対する好感度はあまり上がりませんでした。
なお、続編制作は決定しているとのことで、それならば前作のアニメで描かれたストーリーはやらず、アニメになっていない部分を最後まで描いていく形になるのかも、という気がしました。

ニーアオートマタ
ゲームのアニメ化作品。
第1話こそまんまゲームと同じ展開でしたが、2話目以降はゲームの展開をなぞりつつもいろいろオリジナル要素が入ってくる展開になっていました。
背景はキッチリゲームと同じになっていて、ゲームをプレイしている人なら、今はあの場所をあの角度から見ている、というのがわかるようになっていました。音楽もちゃんとゲームのものを持ってきていて、ゲームをプレイしたことのある人なら満足できる内容だと思います。
反面、ゲームをプレイしていない人にはちょっと内容的にわかりにくいかな、とも感じました。「ニーアオートマタ」というゲーム自体、前作の「ニーアレプリカント」をプレイしていないと話の全てはわからないようになっていますし、ゲームをクリアした後は考察ページでいろんな謎を補完しないとわかりにくかったりしますし、アニメ版にも「ニーアレプリカント」の話がちょっと入っていたりもしますし。
なので、アニメ版を存分に楽しむなら、「ニーアレプリカント」「ニーアオートマタ」のゲームをクリアしてなおかつ設定などの補完をしないといけない、というかなりハードルが高いものになっているかと思います。
ちなみに、制作の遅れで現時点で8話までしか放送されていないので、残りのストーリーを5話程度に収められるのか、実は全24話とかなのかわからないので、まだ最終的な評価は出来ていないです。

齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定
ガンガンJOKERでコミカライズ版が連載されていたものの、アニメ化されることもなく、原作の続きがあるのに途中で終わってしまったので、これはもうアニメ化はないだろうな、と思っていたところでアニメ化されると知ったので、見てみました。
ただ、その出来具合はというと……15分アニメで、制作は中国、ということで……あまりよろしくない感じになっていました。
オープニングからしてほぼデフォルメ絵で、普通デフォルメ絵を出すにしてもエンディングじゃないのかなと思いますし、エンディングもエンディングでデフォルメ絵なので、何をもってこれがいいと判断したのかわかりませんでした。
本編は普通の絵ではあったのですが、背景が手抜き感満載だったり、そもそもあまり動かなかったり、キャラのモデリングも全体的に甘かったり、どれほどの低予算なのだろうか、と穿った見方もしたくなる感じでした。
唯一、声優は日本のベテランを使っているので上手かったです。

REVENGER
江戸時代の長崎で復讐代行業を営む利便事屋5人の物語。必殺仕事人に近い感じの話でした。
利便事屋のリーダーがキリスト教を信仰しているとか、阿片戦争の話が絡んでくるとか、設定的にはいろいろ意欲的なことを取り入れているな……とは感じるのですが、どうもパッとしないまま終わってしまった感じでした。
原案が虚淵玄さんだとか、キャラデザ原案が鈴木次郎さんだとか、ヒットしそうな要因はいくつもあったのですが……

虚構推理 SEASON2
まさかのシーズン2ということで、シーズン1を見ていた流れで一通り見てみました。
今作は1つの事件について2~3話で完結する流れで、最初に事件の真相に迫る仮説を1つ出すけどそれは実は嘘で、最後に本当の真相が語られる、ということが繰り返される感じでした。
前作のようにほぼほぼ動きのないシーンが延々続くというのはなかったのですが、全体的にワンパターンかな、という感じもしてしまいました。1つの事件に対していくつもそれっぽい仮説を出せる、といのうは素直にすごいとは思うのですが。
主人公の恋愛方面にほぼ進展がなかったのも残念でした。

東京リベンジャーズ 聖夜決戦編
話の出来自体はすごくいいのに、なぜかあまり話題にならなくて残念な作品でした。
オープニングは安定のヒゲ男でしかもかなりいい感じの曲でしたし、話の進むペースも演出も完璧で特に不満点もなかったです。
あえて原作のあらすじなども調べずに見ていたので、毎週ハラハラして楽しかったです。


ドラマ

女神の教室
裁判官から法科大学院の教師への転属を命じられた女性と、法科大学院から司法試験合格を目指す学生たちの物語。
主人公の勤める法科大学院はいわゆる弱小の部類で、司法試験の合格者は毎年数名しか出ていないのに加え、合格者は藍井ゼミという成績トップ10名しか入れない私設ゼミに入れた人のみ、という状態。
そんな学校であっても、生徒たちは常に勉強しているし、藍井先生の授業のピリピリした雰囲気など、司法試験合格を志す人たちはこれほど大変なんだな、というのが手に取るようにわかったのはよかったです。
ただ、そこに能天気な感じで実務演習をやる主人公には序盤結構イライラしました。生徒たちも次第に主人公に心を開いていって最終的には認める感じになるのですが、見ていてイライラしなくなるまで5話くらいかかりました。
また、学校や生徒周辺で事件が起こったり巻き込まれたりとかがあるのですが、全体的にちょっと蛇足な感じがありました。学校内の授業だけで話が作れないのはわかるのですが……
最終回はちょっと都合のいい感じはありましたが、ハッピーエンドだったので、見終わった後はスッキリした感じがしました。

罠の戦争
「銭の戦争」「嘘の戦争」に続く草彅剛さん主演の復讐シリーズ。
長年議員秘書を務めていた主人公が、自身の仕える議員から息子の転落事件を事故として収めるよう依頼されたことに端を発し、真相を探るべく様々な人を罠にかけて追い落としていく話。
とにかく草彅剛さんの演技が全編通して上手かったです。セリフを言っていないときの表情がものすごくよくて、ありとあらゆる感情を表情だけで見せてくれました。特に復讐を決意したときの表情とかすごいなぁ、と感じました。
また、序盤は正義感溢れる好青年みたいな感じだったのが、終盤は権力で頂点を目指そうとする貪欲な感じになっていったりとか、その辺りの演じ方も上手いなぁ、と感じました。
その他、脇役の人たちも上手い人が多くて、某政党の元幹事長と同一人物に見える岸部一徳さん、ザ女性議員の見本みたいな立ち居振る舞いだった片平なぎささん、無能議員の代名詞みたいな本田博太郎さん、ものすごく嫌味なパワハラ秘書の田口浩正さんなど、印象に残る人たちが多かったです。
どこまで本当かわからないような議員と秘書あるあるが所々に入っているのも楽しかったです。

警視庁アウトサイダー
元公安で所轄に飛ばされてきた刑事と、身分を偽って過去の冤罪事件を調べる刑事のバディもの。
主人公が「はぐれ刑事純情派」の大ファンという設定とか、「えっ」→「えって言うな」というやり取りが何回も出てくるとか、全体的に見るとものすごく軽い刑事もの、という感じでした。
ある1つの冤罪事件が話の軸にあって、いろんな事件を解決しながら最終的には冤罪事件を解決するという流れは割と王道的で、最後にちょっとした捻りはあったものの、最終的に冤罪が晴らされる辺りとかはハッピーエンドだけど普通かなぁ、という感じでした。
ただ、キャラ自体は結構立っている感じだったので、続編はあるかもな、という感じがしました。ヒロインの上白石萌歌さんもいい味を出していましたし。
ちなみに、主演の西島秀俊さん、濱田岳さんに加えて神尾佑さんも出演していて、「シェフは名探偵」のメインキャスト4人のうち3人被っているというのもすごいな、と感じました。

忍者に結婚は難しい
伊賀忍者と甲賀忍者の末裔だということをお互い知らずに結婚した2人。ラブラブだったのは最初だけで、今は価値観の違いから離婚寸前。その2人がとある議員殺しの事件に関わったことで絆を取り戻していく話。
設定が「ルパンの娘」みたいだな、と思っていたら、原作者が同じとのこと。
序盤に事件が起きて、中盤はほとんど進展がなく、最後の方で一気に解決するという流れは「ルパンの娘」の1期と結構似ていました。
メインストーリーもそれなりに面白かったのですが、個人的な話のメインは事件の解決ではなく、毎回冒頭にあるお互いの価値観に対する持論を展開するところとか、任務の伝達をしてくる山田役を誰が演じているとかの小ネタでした。ただ、小ネタの面白さは「ルパンの娘」の方が上だったかな、とは思いました。
また、エンディングは主人公の2人がどういう出会いを経てどういうお付き合いをして結婚に至ったのかが漫画で描かれていて、最終回はドラマ内で描かれなかったサイドストーリーが描かれていたりして、そこを見るのも楽しみでした。いい演出だったと思います。

リエゾン-こどものこころ診療所-
医師免許を取得したものの、発達障害が原因で大きなミスをしてしまい、研修先を失った主人公。そんなとき、子供時代に自分を励ましてくれた医師のことを思い出してその医院に向かうと、かつての医師の孫が医院を継いでおり、主人公はそこで研修を続けることになる、という話。
基本的に医院を訪れるのは発達障害児を持つ親が悩んだ末に……という場合が多いものの、ヤングケアラーであったり、摂食障害であったり、学習障害であったり、精神科に関係するもので、これって発達障害がテーマのドラマではなかったっけ?、とちょっと想像と違っていて中盤は少し戸惑いました。原作があるというのはこの時知りました。
また、発達障害は一生付き合わなければいけない病気なのに、ドラマだと、発達障害が原因で何か事件が起こる→療育で状態よくなりました→よかったね、で終わることが多く、その後もいろいろあるでしょうと思ったりもしました。
なお、この作品は主人公だけでなく主人公の恩師の孫も発達障害という設定だったのですが、特徴的なルーチンワークがある、という以外に発達障害らしさみたいなものが感じられる部分がほぼなく、この設定必要なのかな?、と思ったりもしました。
全体的にちょっと浅いかな、と感じました。

6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
共に花火師として働いていた父親が急死するも、数ヶ月後当たり前のように家の中で生活する姿を見つた主人公。幽霊の父とは会話も可能で、自分が死んだという自覚もあるが、いつまでいるのかはわからないという。そんなとき、1人の女性が弟子入りしたいとやって来て、3人の奇妙な同居生活が始まる。
花火師としての話というよりも、主人公の家族関係の話がメインで、それに花火の話が少し乗っかってくる感じでした。個人的には花火師の話がメインであってほしかったので、そこはちょっと肩透かしな感じでした。
ただ、これまで演技があまり上手くないと感じていた本田翼さんについては、今作かなり自然な感じが出ていて、主人公の高橋一生さんとのやり取りとか結構楽しく見られました。

ブラッシュアップライフ
今期1番の当たり作品でした。というか、ここ最近の中で1番面白くて次週を楽しみにしていた作品でした。
不慮の事故で死んでしまった主人公が、来世はオオアリクイになると言われて、人間になりたいのであれば徳を積む必要があるとも言われ、記憶を保持したままもう1度をやり直す、という話。
第1話の前半は幼馴染3人組との他愛のない会話が延々と続く展開で、これって必要な話なの?、と感じるものの、人生2周目がスタートすると、これがほぼ全て伏線になっていたことがわかり、ここから話に一気に引き込まれました。
最終的に作中で伏線になっていなかった日常会話がほとんどなかったくらいで、この伏線の張り方・回収の仕方が非常に上手かったです。
また、毎回クスッとできるようなネタがあったり、1990年代の懐かしさがあったり、何より主役の安藤サクラさんのモノローグが上手くて、それを見るのが毎回の楽しみでもありました。
最終的に主人公は人生を5周するわけですが、毎回違う職業に就いていて、その職業あるあるが毎回あったのも好きでした。
その他、キャスト自体は豪華なのに作中での役どころとしてほとんど本編に関わらないという、いい意味での無駄に豪華な脇役なども好きでした。
終わり方もすごくきれいでよかったです。
ちなみに、主人公の来世はオオアリクイ→ニジョウサバ→ムラサキウニ→人間と変化し、最後のやり直しでは、望んでいた人間になれると言われたのを蹴って親友を助けるためにやり直しを選ぶ、というところにかなりグッときました。

ワタシってサバサバしてるから
WEB漫画の広告を何度も見かけたことのある作品がドラマ化するというので見てみました。
仕事のできない超自己中心的な自称サバサバ女の主人公は、序盤は見ているだけでただただイライラしました。その主人公がギャフンと言わされる展開も悪くはなかったのですが、そこまでスカッとするわけでもなく。
しかしながら、それなりに中身が伴っている主人公のライバルキャラの自称サバサバ女が出てきてからは面白かったです。演じていた栗山千明さんの演技が上手いのはもちろん、この2人の自称サバサバ女同士のやり取りは結構楽しく見られました。
主人公役の丸山礼さんは芸人さんとは思えないレベルで演技が上手いな、と思ったものの、完全にアドリブだろうなとか素で笑っているだろうなというシーンがそのまま放送されていたりして、そこはちょっと素すぎるのでは、と思ったりもしました。

どうする家康
古沢良太さんが脚本だというので見てみることにしたのですが……もう途中脱落しようかな、と思ってしまっている作品です。これをあと30話くらい見るのかと思うとつらいなぁ、と。
とりあえず1番気になるのは、家康が優柔不断すぎること。タイトルからして仕方ないのですが、いつでもどこでも、どうとようどうしよう、と及び腰になっていて、何か決断したとしても間違っているとか独断すぎるとか微妙な部分も多くて。
また、各所で指摘されていますが、なぜか安っぽいCGが毎回出てきて、騎馬シーンがCGだったときはどうしたものかと思いました。戦国時代の話で騎馬シーンがCGっていうのはどうかと。他にも見るからに安っぽいCGシーンが山盛り出てきますし、そうなるとセットも安っぽく見えてしまったりして、悪循環になってしまっているように感じました。
「鎌倉殿の13人」のときも壇ノ浦の戦いなどはCGでしたが、そんなに安っぽい感じもなかったですし、本当にどうしてこうなった状態。
脇役は一通り演技の上手い人たちが固めているのに、どうして面白くないんだろう、と思うこともしばしば。
視聴脱落までそう遠くないかもしれません。
posted by minerva at 11:25| Comment(0) | アニメ・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月03日

秋アニメ・ドラマ 総評

今期はドラマを結構見た感じがしました。

アニメ

異世界おじさん
本当は前クールでの放送作品だったりするのですが、制作が間に合わなくなって今期改めて1話から放送するというので、見てみることにしました。
異世界に行って17年ぶりに戻って来たおじさんの異世界での冒険譚を聞く話。
おじさんがセガフリークということで、セガのマニアックな話が出てきたり、度を越えた鈍感さとそれに対してのツッコミが面白いなど、非常にテンポのいい作品でした。これなら評判になる理由もわかるな、と。
ただ、絵があまり動いているわけでもなく、全体的に粗い感じもあって、制作が間に合わなかったにしてもちょっとどうなの?、と思ったりもしました。
なお、最終話の制作が間に合わなくて未だ放送されていないので、ちょっとした呪いでもかかっているんじゃないか、とも思いたくなりました。

SPY×FAMILY
分割2クール作品の2クール目。
1クール目同様、キャラが良く動くテンポのいい作品で、最後まで飽きずに見られました。
アーニャがかわいいのは相変わらずでしたし、絵もすごくヌルヌル動くので、良くここまで動かせるものだと感心する部分が今期もありました。
それなりにキリのいいところで終わっていましたが、おそらく2期目があると思うので、期待したいです。

チェンソーマン
ОPが米津玄師さんで、EDが毎回変わる、という非常に気合が入っているのが放送前からわかっていた作品でした。原作が既に第一部完まで進んでいて、話の進むペースが計算できるというのもあり、期待値は凄く高かったです。
それで一通り見てみて、実際期待は裏切られなかったです。
原作の細かい改変についていろいろ言われていること、作画ミスがそこそこあることは知っていますが、そこまで気になることもなかったですし、日常シーン含めて常にヌルヌル動いているので、見ていてすごく楽しかったです。
声優さんについてもイメージと違うと言われていましたが、個人的に違和感はなかったです。少なくとも棒読み演技ではなかったですし、主人公のデンジもほぼ新人なのに上手いと思いましたし。
毎回変わるEDは、その回で活躍したキャラがメインの構成になっていたりするので、その辺りも見ていて楽しかったです。ただ、そこまでEDの絵に力が入れられないのか、もう少し色多めだったり動いたりしてくれたらなぁ、とも思ってしまいました。
2期で原作第一部完まで描く感じだと思うので、続編にも期待しています。

不徳のギルド
最初から最後まで全力でエロに振り切った作品でした。
TV放送・配信・AT-X・DVD&Blu-ray、それぞれで規制の入り方が違うという気合の入れ方で、決して万人受けするものではないけれど、特定の層の心には間違いなく響く、という作り方でした。TV放送版では静止画でモザイク大きめの部分も、多分DVDだと動画でモザイクなしだったりするのだと思います。
放送前までは、序盤はエロに振り切って原作の評判が良かったエピソードをいくつかやって、終盤はマスラオウの話でシリアスにまとめるのだろうな、くらいに思っていたら、実際には初給料日の話までしか進まなくて、かなり丁寧に序盤のエピソードを拾っている感じでした。
収益の見込みが出たら2期もやるような感じでまとめられていましたから、もしかしたら2期があるかもしれません。

BLEACH 千年血戦編
これまでアニメ化されなかった原作最終章を、原作監修のもとに最後までアニメ化するというので見始めました。
非常に丁寧にアニメ化されている印象で、終始徹底してスタイリッシュに仕上がっていました。
結構ヌルヌル動きますし、今後どういう展開になるのか知っていてもワクワクしました。声優さんたちもキッチリ旧キャスト陣を集めていますし、文句のつけようのない仕上がりでした。
次は2023年7月放送とのことで、このまま最後まで行ってほしいです。

マヴラヴオルタネイティブ
1期は人と人の間の戦いがメインで政治的な話が多くて微妙だったのですが、2期はベータとの戦いがメインになっていて、かなり楽しく見られました。
それなりのメインキャラが死んだり、元の世界に逃げ込んでもそこにまた別の脅威があったり、1期が全て前振りだったのだと思えるくらい、2期で一気に話が面白くなっていました。
ただ、話としてはキリのいいところまで進んだものの終わってはいなかったので、3期が来てくれることを願いたいです。

虫かぶり姫
原作人気が相当ある作品なので、アニメ化されるところまでは既定路線だったのですが、肝心のアニメの出来はいまひとつでした。
話の進むペースが結構早くて、今回のアニメでコミカライズされている部分は全て使い切っていました。
話が王道なだけに、どれだけ絵がきれいになるかにかかっていたように思うのですが、全体的に男性陣の顔が格好良く見えない部分が多く、ヒロインのエリアーナも途中から髪の描き方が簡略化されている感じになっていて、何か違う……と常に感じていました。
声優陣の演技はかなりよかったので、これならドラマCDの方がむしろよかったのかも、と思ってしまいました。
小説原作でコミカライズもされているけれど、コミカライズの方が出来がいいという意味では「宝石商リチャード氏の謎鑑定」「裏世界ピクニック」と似た感じがしました。

ドラゴンクエスト ダイの大冒険
全100話、原作をきれいに配分してきれいに完結していました。
完結した作品のアニメ化としてはお手本みたいな作りだったと思います。
最初から最後まで作画が乱れることもなかったですし、声のイメージが違うということもなかったですから、アニメとしては完璧だったと感じました。


ドラマ

親愛なる僕へ殺意をこめて
直近3日間の記憶がないことに気付き、自身が二重人格だと知った青年の物語。
地上波で放送できるギリギリのラインでの拷問描写がある、というところに序盤は注目が集まっていたようですが、どうも評判が良くなかったらしく、中盤以降はほぼ拷問描写がなくなっていました。
最終話にそれなりのどんでん返しが用意されていて、そこは確かによかったのですが、そこに到達するまでの中盤で結構ダレる展開があったので、途中脱落した人は多かったのではないかな、と感じました。
個人的には、序盤のサイ編で、主人公の恋人が拘束を解いてサイを正面から殴って倒すシーンがあまりにも都合良すぎて、ここでもう見るのやめようかな、と思ったりしていました。
原作は確かに面白いのだろうけど、演出を間違ったかな、と感じました。

孤独のグルメ Season10
何も考えずに見られる、おじさんが食事するシーンを見るだけのドラマ。
何となく流して見るだけでもいい感じなのは相変わらずで、今期はそこまで主人公が食べすぎな感じもなく、安心して見ていられました。
ゲストキャラのお店の店員さんとか、冒頭の主人公が交渉する企業の人が無駄に豪華だったりするのも見所だったりしました。
ただ、大晦日特番で北海道を巡る展開はちょっと強引すぎる感じで微妙でした。主人公がご飯を食べるところがメインなので、そこに至る過程はどうでもいい、という風に振り切った考えが出来ればいいのでしょうが……

一橋桐子の犯罪日記
70歳を越えてからできた親友と共に暮らして3年、親友が亡くなったことで生きる意味を見失った主人公が、終の棲家を刑務所にしようと決めて、どうにか人に迷惑が掛からない形で刑務所に収監されたいと頑張る話。
終の棲家を刑務所にしようという主人公の短絡的な思考にはイラっとする部分があるものの、親友と共に暮らした日々の思い出映像にはホロっとさせられ、何やかんやで人のいい主人公を温かく見守りたいという気持ちにさせてくれる話でした。
最終的に犯罪を企む主人公にはそれなりの見返りがありましたし、結末は想像できるものではありましたが、それなりに楽しく見ることが出来ました。

祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録
研修医である主人公が様々な科で研修をしつつ、謎の多い患者たちの問題をカルテにまとめることで真相を導き出す、という医療と推理物を合わせたような作品。
謎解き編の前に主人公が「全てカルテが教えてくれました。」というのが決まり文句で、それなりに伏線を張っているというのもあって、謎解きはそれなりに楽しく見ていられました。
ただ、謎解きの内容はあくまで患者がどうして謎の行動をとるのか、ということに対する原因がわかるだけで、ではそれをどうしたらいいのか、というのはドラマの残り5分くらいで処理しないといけなかったりするので、そこが結構雑になってしまったように見えました。いろいろ都合が良すぎる感じで。
研修医同士のやり取りは学生っぽいワチャワチャ感がいい面もあり、医者にしては軽すぎない?、と思う部分もあって、一長一短ありました。
医者の話でも医療的な話は少なめで、全体的には医療も推理もどちらも中途半端だったような印象でした。

PICU 小児集中治療室
北海道に小児専門のICUの施設が設立され、そこに配属された医師の物語。
主人公の吉沢亮さんの演技がとにかく上手いなぁ、と感じる作品でした。
序盤は急患が入っても慌てるだけで何もできない新人医師で、患者に隠しておかないといけない情報をしゃべってしまうなどのミスを連発してしまうものの、次第に医者として成長していく姿が素晴らしかったです。
主人公の母親役の大竹しのぶさんとのやり取りや、PICUの責任者の安田顕さんの存在感もよかったです。
ただ、他の脇を固める役者さんたちも結構豪華なのですが、前述の3人の存在感が強すぎるせいなのかどうか、掘り下げエピソードもそこまで記憶に残るものがなく、惜しい感じがしました。
また、小児救急医療を扱うということで子役が何人も出てくるものの、演技は悪くないけどもうすぐ死ぬみたいな状態には見えないな……と感じることが多々あり、その辺りは子役をたくさん使う内容だけに難しいのかな、と感じました。

つまらない住宅地のすべての家
どこにでもあるような住宅地の一角で形成されている町内会。お互い顔と名前は知っているけど特に交流もない状態が続いていたものの、ある日刑務所から1人の囚人が脱走し、その人物が町内会近くの出身だと知って、町内会長が見張りをしようと提案するところから人間関係に変化が出始める、という話。
何の問題もないように見える家庭でも、それぞれにそれなりの問題を抱えていて、見張りを契機にそれらが浮き彫りになっていく様子は、日本全国こういうことは起こり得るのかもしれない、と思わせてくれました。
脱獄犯の目撃情報から、脱獄犯が確実に近付いてきているのではないかという恐怖感があったりとか、見張りをする中でご近所さんの人となりがわかってくるとか、あくまで日常の中で起こる出来事みたいなのが続いていくのがちょっと珍しい感じがしてよかったです。
脱獄犯の脱獄理由は、そんなことで?、みたいな理由なのですが、案外そういうものなのかもしれないな、と思わせてくれました。
最後も日常が戻るけれどそこには確実な変化があった、というのがわかる感じでよかったです。

アイゾウ 警視庁・心理分析捜査班
実際にあった海外の事件を日本を舞台にアレンジしてドラマに仕上げた、という作品。
30分ドラマではあるものの、1つの話が全て前編後編に分かれていたので、実質60分ドラマになっていました。
内容的には現実としてあり得ないのでは?、と感じられるものが多いのですが、でもこれって実際あった事件なんだよね、と自分の中で思い直して毎回見ている感じでした。あえてそういう事件を選んで制作されたのかもしれません。全てフィクションだと胡散臭いけど、現実にあったと考えると興味が湧いてくる、という感じで、最後まで面白く見られました。
ドラマの最後に実際どういう事件だったのかという概要が紹介されるのもよかったです。
60分ドラマとして再登場してもらいたいです。

霊媒探偵 城塚翡翠
大きく第一部と第二部に分かれていて、第一部はとある連続殺人事件を追う中で霊媒ができるというヒロインを頼ってみる、というところから話はスタート。
これは「逆転裁判」の霊媒みたいな感じなのかな?、というのが第一印象で、実際作中に出てくる霊媒は犯人を直接指名してくるものではなく、回りくどく犯人を指し示すような内容で、まぁそんなものだろうなぁ、という感じでした。
しかしながら、第一部の最終話でそれまでの展開をひっくり返すような大どんでん返しがあり、第二部は倒叙系の推理物に変化。第一部ではしきりに「これまでの全ての話が伏線」と表示されていたので、そういうことか、とかなり驚かされました。これは一見の価値ありかな、と思います。
第二部は倒叙系の推理物なので、どうしても「古畑任三郎」が連想されてしまう部分があったのは残念でした。いやらしい物言いで犯人を追い詰めるところとか、解答編前に視聴者への問いかけがあるとか。話自体はそれなりに面白く見られたのですが……
倒叙系のドラマはあまり数がないので、シリーズ化しても面白いとは思います。

クロサギ
詐欺師を騙す詐欺師の話。
マンガ原作で以前ドラマ化されたものは見たことがなかったというのもあり、今回は見てみようかな、と思って見てみました。
人を騙していた詐欺師が騙されて堕ちていく様は単純に見ていてスカッとしました。
ただ、ヒロインが正義を振りかざすタイプの理想主義者みたいなキャラで、主人公のことをそれなりに認めるまでの期間は、出てくるだけで結構イラっとしました。
また、原作がそれなりに古い作品で2度目のドラマ化ということで、詐欺師の話としては「コンフィデンスマンJP」の方が手が込んでいて面白かったなぁ、感じる部分もありました。「クロサギ」の方が先発の作品だけど、個人的に後から見てしまって物足りなく感じてしまうジレンマみたいなものがありました。
主人公に詐欺師の情報を渡している和菓子屋の店主役だった三浦友和さんがすごく上手いな、というところは見応えがありました。

エルピス-希望、あるいは災い-
とある深夜の情報バラエティー番組のディレクターである主人公が、弱みを握られて既に犯人に死刑判決が出ている連続殺人事件の真相を追うように脅されるところから話はスタート。
最初は半信半疑だった主人公が、落ち目の女性アナウンサーと共に事件を追ううちにこの事件は冤罪であることに気付いて、事件のことを番組内での放送を強行。その後真犯人が誰かもわかる……というところまではそれなりに王道なのですが、放送局内での利害関係、政治家絡みの事件で上層部が放送を許さずに主人公が左遷されるなど、真相がわかっているのにそれが報道できない、というのが本作品の肝。
これまでも冤罪事件を扱ったドラマはそれなりにありましたが、真相がわかるのとほぼ同時に確たる証拠を掴んで、警察や政治家が不祥事を認めて謝罪、みたいな流れだったりするのがほとんどでした。でも、この作品は確実な証拠もあるし真犯人もわかっているし、主人公以外の人たちも真犯人が誰なのかわかっているけど、それを公表できないようにいろんなところから手を回されてどうにもならない、という捻りが入っていました。
実際の事件をもとにしたフィクションということなので、この辺りのことが実際の話をベースにした結果なのだろうな、と思います。
最終盤の展開としても、連続殺人事件の真相をもみ消している政治家のスキャンダルを強行放送して政治家を追い込んだ後に連続殺人事件の真相報道をしようとしていたのが、政治家に近しい人との交渉でスキャンダルを報道しない代わりに連続殺人事件の真相を報道してもいいとなって、そういう展開なのか、と結構驚かされました。
政治家と近しい人の最後の言葉として、「報道するなら今日のトップニュースにしろ。明日になったら、君は病気か事故で出られなくなる。」というものがあって、何気にこのセリフが1番怖かったです。
最終的に、犯人を大々的に逮捕するようなシーンはなく、冤罪が証明されたことがわかる描写がラストシーンで、結構グッとくるものがありました。
今期1番面白かったドラマでした。

アトムの童
ゲーム業界を舞台にした天才ゲームクリエイターの話ということで見てみました。
でもふたを開けてみると、半沢直樹と下町ロケットにゲーム業界要素を足したみたいな話で、期待していたものとは違っていました。
私自身ゲーム業界にいたことはないのですが、それでもこの表現ってゲーム業界のことを浅ーくしか知らない人が作っているのでは?、と感じる部分は多々ありました。
例えば、序盤のゲームショウで大企業ゲーム会社の社長が「今ゲームをダウンロードしてくれれば2000円分のポイントあげまーす」と言うのですが、こういうときって2000魔法石とか100連ガチャみたいにゲーム内単位で言うとかで、円単位で言うことってないよね?、とか。主人公の親友がスト2で「俺待ち専ガイルなんで。」って言うのも、待ちガイルって自慢するような戦法じゃないよね?、と思ったりしました。
何やかんやで主人公の作ったゲームが大ヒット、というのは仕方ない部分ではありますが、そこまで面白そうなゲームには見えないよね、みたいなのもありました。
終始、何か違う……という感じがしてしまいました。

拾われた男
俳優の松尾諭さんの半生を描いた話。
たまたま拾った航空券が芸能事務所の社長のもので、それを縁として芸能事務所に所属することになった、というところから話はスタート。
同じバイト先の女性に恋をしてはフラれ、俳優としてなかなか芽は出ないけれど運の良さもあって映画やドラマに出演出来たり、井川遥さんの付き人になったり、結構面白く見られました。
また、このドラマに出てくる主人公の兄役の草彅剛さんがすごい、みたいな話を事前に聞いていて、序盤はほとんど出番がないので何がすごいのかわからなかったのですが、後半に草彅さんがメインの話になると、確かにすごいな、と感じました。
アメリカに留学しているという設定だったので、アメリカでのセリフはほとんど英語でしたし、脳梗塞で倒れた後のリハビリ姿など、本当に体が動かなくなっている感じが出ていましたし。
知らない間にすごく演技が上手くなっていました。
草彅さんの演技は一見の価値ありです。
posted by minerva at 15:10| Comment(0) | アニメ・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月04日

夏アニメ・ドラマ 総評

今期は全体的に小粒だったような印象でした。

アニメ

神クズ☆アイドル
あまり期待していなかったのですが、今季スタートのアニメの中では最高の出来でした。
とにかく仁淀役の今井さんの演技が上手かったです。
やる気があるんだかないんだかわからない歌とか、アサヒが入り込んだときのアサヒっぽさとか、匙加減が上手いなぁ、と。
ZINGSの歌パートが3DCGで作られているもののそれが絶妙にチープだというのも、むしろそれがZINGSっぽいと思えたりしました。
エンディングはCgrassとか別グループの歌が入ることもあったりして、その辺りも上手いなぁ、と。
最終回はZINGSの2周年ライブだったのですが、本当にライブをしているように演出されていて、これもう最高じゃん、とZINGSファンでもないのに3回ほど見直しました。
これは続編あってほしいな、と思いました。

金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~
とりあえず見てはみたのですが……出来はあまりよくありませんでした。
声は問題ないのですが、アニメなのに全体的にあまり動かないとか、ちょいちょい乱れる作画とか、まぁ量産アニメにはよくあることだよねぇ、というのがまず気になり。
致命的なのは、漫画よりもエロくないこと。
原作は話として王道でも、絵が上手いのとエロいのとで受けていると思うのですが、アニメになってマンガよりエロくないんじゃもう意味ないじゃん、と。
話としてはヴェルメイの過去がわかる辺りまででしたが、これはもう続編はないな、と思いました。

5億年ボタン~菅原そうたのショートショート~
5億年ボタンを本当に押してしまったらどうなるの?、という話。
制作をタイトルにもある菅原そうたさんがほぼ1人で担っているため、作品の出来自体は非常にチープでした。メインとなる5億年ボタンの話は冒頭10分くらいで、残りは声優さんのラジオみたいに謎の大喜利アフレコになっていたり(ビックリするほどつまらない)、謎の架空通販番組になっていたり、とにかく5億年ボタンの話以外は見るのが苦痛なレベルでした。
ただ、5億年ボタンの部分だけは割と面白くて、2億年後くらいに悟りを開いて人類を導けるレベルになっていたりするものの、記憶を消されるので意味がないとか、現実世界では一瞬で100万円が手に入るので調子に乗ってボタンを16連射してしまうとか、その辺りは見ていて楽しかったです。
各宗教の死生観をラップにしていたところも面白かったです。

最近雇ったメイドが怪しい
ここ最近見たアニメの中で1番オープニングが動いていないアニメでした。
作中もとにかく動かないし、話は原作をぶつ切りで繋げているし、絵がそこそこ安定していることくらいしかいい部分がなかったです。
ジャヒー様と同じところが制作しているはずなのに、ジャヒー様の方がよっぽど動いていたと思います。
これはもう2期はないかな、と思いました。

サマータイムレンダ
完結まで描かれた2クール目。
2クールのオープニングの出来が最高によかったです。ここまで動くオープニングは久しく見たことなかったな、というレベルで動きまくりでした。
本編もかなり高レベル作画で動きまくっていましたし、アニメにする意義が十分に感じられる作品でした。
黒幕の正体が判明したときのエンディングでの声優発表の仕方とか上手かったですし、ゾッとするような話の区切り方とか演出面でも引き付けられることが多かったです。
花江夏樹さんの主人公の演じ分けが上手いところにも結構感動したりとかあったり。
かなり面白いと思って見ていたのですが、いまひとつ話題にならなかったのがちょっと寂しかったです。


ドラマ

オールドルーキー
元サッカー日本代表選手だったものの加齢による衰えで引退せざるを得なくなり、第二の人生としてスポーツマネージメントの会社で働き始める男性の物語。
スポーツマネージメントってこういうことをしているんだ、というのがわかったのはよかったものの、全編通して都合のいい展開が多めで、そんなに上手く行かないでしょう、と何度となく思ってしまいました。
いろんなスポーツを取り扱っていたので、ワンパターンに見えなかったのはよかったですが……
スポーツマネージメント会社の社長絡みの因縁とか、続編に含みを残している部分はあったのですが、主演の綾野剛さんのスキャンダル関連で続編はないのではないかな、という気がします。それさえなければ続編があってもおかしくない出来でした。

石子と羽男-そんなコトで訴えます?-
盗電、パワハラ、器物損壊などの小さな事件を扱う弁護士の話。
今期のドラマの中では1番面白かったです。
脚本の面白さもさることながら、主演の中村倫也さんがとにかく上手いなぁ、と感じる作品でした。
一見有能なことを鼻にかけている軽薄な男に見えるものの、実はそれは演技で実際はかなりの小心者。フォトグラフィックメモリーの持ち主で六法全書だけでなく様々な判例も片っ端から記憶していて司法試験はすんなり通ったものの、実際の業務では失敗ばかりで大手事務所を実質クビになった、という設定で、この主人公の軽薄キャラ、小心者キャラ、最後にスラスラと出てくる刑法と判例で相手を追い詰めるキャラをきれいに演じ分けていて、素直にすごいなぁ、と感じました。
RADWIMPSの主題歌もよかったです。
ただ、脇役にいたおいでやす小田さんがちょっと棒読みで微妙なのが毎回気になってしまいました。

テッパチ!
自衛隊全面協力で陸上自衛隊を描く、というので見てみました。
自衛隊での研修などは割と厳しい感じが出ていたり、頻繁に筋トレしている様子が出てくるので、どこぞの警察学校ドラマのヘラヘラした感じとは一線を画していて悪くない感じでした。毎回主人公たちの上半身裸のシーンやらシャワーシーンがあるのは、それはそういうものとして振り切っていると思えたので、あまり気になりませんでした。
むしろ何より気になったのはヒロイン役の白石麻衣さんの顔が白すぎること。航空自衛隊なら制服も白いしまだ肌が白くても納得がいくのですが、いくら幹部自衛官でも陸上自衛隊であそこまで色が白いのはないでしょ、と。迷彩服を着ているシーンだと完全に顔が白く浮いてしまっていて違和感ありまくりでした。白石麻衣さんが悪いというわけではなく、これは完全にキャスティングミスではないかな、と感じました。
男性陣に関しては、個性的な顔だったり体型の人だったら区別がつくのですが、格好いい系の若い男の人たちが8人くらいズラッと並ばれると誰が誰なの?、という感じで、なかなか見分けがつかなくて困りました。しかも、おおよそ覚えたと思ったら第2部になって人間関係ほぼリセットされたりしましたし……
話としては、序盤は自衛官としての自覚が全くなかった主人公が、次第に自衛官として成長していく姿が丁寧に描かれていて、序盤は結構好感度低めだったのが最終的には割といい感じになりました。

競争の番人
公正取引委員会を描いた作品。
公正取引委員が普段どういう業務をしているのか、というのがわかるのはよかったものの、扱う事件が下請けいじめか談合くらいしかなくて、ちょっと全体的にパターンが少ないな、と感じました。
1つの事件に関しては1話で終わるものはいいのですが、2話3話と続くものだったりすると、主人公側の公正取引委員会が結構どうにもならない立場に立たされていることが多くて、最後に逆転するもののピンチの期間が長すぎて最終的にあまりスッキリしない、というのがありました。
主人公だけでなく脇を固めるキャスト陣も豪華で演技も上手いのですが、全体的にいまひとつだったなぁ、と感じました。

初恋の悪魔
休職中の刑事、生活安全課の刑事、総務課職員、会計課職員、という警察署に勤めながらも捜査権のない人たちが事件を解決していく刑事もの。
ヒロインが二重人格だったり、主人公の近所に謎の人が住んでいたり、その他諸々とにかく設定過多が目立つ作品でした。キャラの個性が強くなるのはいいと思うのですが、もうとにかく強めの設定が多すぎて設定が常に渋滞しているような感じでした。雰囲気的には「ネメシス」を見ているときに感覚に近かったです。
キャスト陣が精いっぱい演じている熱は伝わって来るものの、これは前段階で設定をもっと整理しておくべきだったのでは、と思わずにはいられなかったです。
終盤は二重人格ヒロインと2人の男の三角関係がメイン展開になるのですが、それに関わっていない会計課職員とか完全に蚊帳の外みたいになったりもしていて、ここまでやったなら全員目立つ話にしてあげないといけないのでは、と思ったりも。
設定が渋滞している割にキャラの扱いが中途半端なのはいかがなものかと。
いろいろ詰め込み過ぎた結果なのかもしれませんが、全体的に微妙でした。

オクト―~感情捜査官 心野朱梨~
感情の色が見える刑事が、犯行内容とは裏腹の感情を見せる容疑者たちを取り調べて事件の真相に迫る、という話。例えば、心中事件で1人生き残った女性から期待の色が見えるとか、不倫相手を刺して自らも自殺した男性の妻から喜びの色が見えるとか。
この導入部分の引きがなかなかいいのと、導き出される結論にちゃんと納得がいくというのがあって、結構面白く見られました。
これに感情がなくなった主人公の姉とか、警察庁の次長を父に持つもののぎこちない親子関係しか持てない同僚とか、15年前の事件などがいろいろ絡み合って話は進むのですが、この本流にある話よりも毎回単発で起こる事件の方が面白かったので、その辺り一長一短ありました。

復讐の未亡人
夫を自殺に追い込んだ夫の勤務先の人たちに復讐するため、名前を変えて派遣社員として夫の勤務先に入り込み、夫を追い込んだ人たちを次々破滅させていく女性の話。
復讐物の結末として、自らも復讐の対象になって最終的に復讐した人の近親者に復讐仕返されるパターンとか、復讐が成功しても虚しさだけが残るパターンなどが多いのですが、この作品はキッチリ復讐をやり遂げて、これはこれで満足して終わる、という感じだったので、わりとよかったです。
主演の松本若菜さんが結構な濡れ場を体当たりで演じているところとか、普段のつかみどころがない雰囲気とかがいい感じで、印象に残りました。

運命警察
人が生まれた時から決められている運命から外れないように監視する神様的な人が、自分の任務を放棄して女優になる夢を諦めようとしている女性を女優になれるよう陰から支えていく、という話。
主演を演技未経験の人限定のオーディションで決める、という前段階の番組があり、主演だけでなく単発のゲストキャラもオーディション参加者たちから選ばれているという裏事情から、30分番組で正味ドラマは15分、メイキング10分というスタイルになっていました。
さすがはガチオーディションで決めたというだけあって、演技未経験とは思えないレベルで主演もゲストの人たちも上手かったです。下手にアイドルが主演を務めるドラマよりよっぽど見ていられました。
ただ、脚本は鈴木おさむさんが書かれたということではあるものの、そこまで面白いというわけでもなく、ちょっと微妙でした。むしろ、メイキングが割と面白くて、そちらメインで毎回見ていた感じでした。


赤いナースコール
地上波で出来るギリギリのホラーを、というコンセプトで制作されたというドラマ。
交通事故で運び込まれた病院で連続殺人事件が起こる、という話。
脚本が秋元康さんだからというのがあるのかもしれませんが、勢い重視で毎回ツッコミどころが多かったです。例えば、第1話の最後で主人公のベッドの下から上半身だけの死体が見つかるのですが、ベッド下に数時間放置されていたという設定で、いや上で寝てたらそれ匂いで気付くよね?とか。
ちょっとしたところで驚かせてくるところとか、ギリギリ攻めたホラーにしているところはいいのですが……
また、主演の佐藤勝利さんの演技が棒過ぎる、ヒロインの福本莉子さんも微妙、というのがあって、怖さよりも主人公とヒロインの演技が下手すぎるというのが気になってしまう、というのもありました。
ただ、ベッキーさんの演技は結構いい感じ癖が強くて、ベッキーさんの演技は割と見所だな、と感じました。
話は非常に中途半端というかキリが悪いというか、謎解きはすべてやったけど最終的な結末は謎のままという「あなたの番です」みたいなところもあって、これは初めから見なくてもよかったドラマだったかも、と思ってしまいました。

トモダチゲームR4
テレビアニメを見た流れで見てみました。
アニメで描かれなかった「友情の檻ゲーム」を主軸に持って行くためなのかどうなのか、そこに到達するまでのゲームは結構な端折り具合で、アニメの2/3程度、下手すると半分くらいの描写しかなかったのは残念でした。とにかくもう展開が早すぎて、ちょっと説得力がなくなっていた部分もありました。なぜか主催者側が毎回食事をするシーンが入っていたりもして、必要なシーンかないのに無駄なシーンが多い、という印象でした。
ただ、「友情の檻ゲーム」は割と丁寧に描かれていましたし、「友情の檻ゲーム」の後はきれいに話を終わらせていて、下手に続編を意識するような展開でなかったのはよかったです。
posted by minerva at 14:52| Comment(0) | アニメ・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする