2025年01月07日

秋アニメ・ドラマ 総評

今期はアニメもドラマも割とたくさん見たように思います。

アニメ

妖怪学校の先生はじめました
コミックスは買っていないものの、Gファンタジー本誌で読んでいるので見てみることにしました。
基本的には原作準拠で、オープニングはこの作品らしい感じがよく出ているな、と感じました。
ただ、全体的にやっていることは決して間違ってはいない、間違ってはいないのだけど……普通だなぁ、という印象でした。
ギャグマンガはアニメでたまに化けたりするのですが、この作品はそうではないようです。
2クール目で化けてくれればな、と思います。

ハイガクラ
原作コミックスを持っているので見てみることにしたのですが……7話までしか放送されておらず、8話以降の放送は未定となってしまったので、まだ何とも言えない状態です。
7話までの段階だと、声優さんたちは問題ないのだけど、絵があまり動かない上にちょっと崩れてる?みたいなところもちょいちょいあったりして、見ていて何となく不安になる感じはありました。
エピソードも結構端折っていて、よく言えば原作のいいところをピックアップしている……という感じなのですが、原作ではゆっくりじっくり語っていくところをアニメでサクサクやってしまうので、これは原作の良さを潰しているかも、と感じました。
描き方としては小説が原作になっているアニメに近しいかな、と。
とりあえず、放送再開を待っています。

アオノハコ
コミックスは持っていないけどジャンプ本誌で読んでいる作品だったので見てみました。
無難に原作準拠の作品、という感じで、一定の面白さはあるけど爆発力はないかなぁ、という印象です。
バドミントンとかバスケとかの描写が普通というのもあります。
2クール目も一応見てみる予定です。

ダンダダン
コミックスも持っていないし原作も読んだことはないけど、タイトルは聞いたことがあるから見てみよう、と思って見てみました。
テレビアニメの主人公とヒロインはわりと新人に近い声優さんが担当することが多いのに、主人公を花江夏樹さんが演じるなら何かあるのだろう、と思っていたというのもあります。(「サマータイムレンダ」がよかったのが大きいです)。
結果、大当たりでした。
全編通して作画にものすごく力が入っていて、毎話引き込まれることが多かったです。
主人公は確かに演技力のある人でないと無理だな、という役回りでしたし、アクロバティックさらさらのエピソードとか印象に残る者も多くてよかったです。

チ。-地球の運動について-
この作品は漫画賞を受賞したことがある上に、NHKでの放送ということは相当力が入っているに違いない、ということで見てみました。
天動説が信じられている世界で地動説を研究することが拷問や死刑につながるような中世が舞台ということもあって、全編とにかく画面が暗くて見難いのがきつかったです。部屋を映画館レベルで暗くしないと何も見えない、みたいなのばっかりでした。
ただ、天文学を扱う話なのだから必然的に夜の話が多くなりますし、そこまで照明が発達しているわけではないので暗いのは当たり前だから忠実に世界観を再現していると言えばその通りなわけで。
でも、もう少し見やすくしてほしかったな、と思ってしまいました。
話自体は凄く楽しんで見られています。

トリリオンゲーム
原作を読んでいてドラマ版にそこそこ不満があったので、アニメなら原作準拠でやってくれるだろう、という期待を持って見始めました。
結果として、ドラマよりもずっと納得できる出来具合になっていました。
アニメ版は原作準拠で、各エピソードで端折っている部分もなく、楽しく見られています。
さすがに陽とキャバ嬢のワンナイトシーンはある程度表現が抑えられていましたが。
原作の絵は結構癖があるのですが、そのテイストがそのままアニメになっているのもすごいな、と感じました。

来世は他人がいい
今期のアニメで1番楽しみにしていた作品でした。
原作の絵にかなり癖があるので、アニメになって大丈夫かな……と思っていたのですが、その辺りのテイストは原作通りな感じでよかったです。
霧島の声を石田彰さんが担当していて、霧島の狂った感じとかいい感じに表現されていたのもよかったです。
ただ、全体的にあまり絵が動かないな……という印象で、会話劇が主体とはいえ、その辺りはちょっと残念でした。
エンディングの社交ダンスとかいい感じなのですが。
話は丁寧に描かれていただけに、アニメとしてはちょっと微妙だったかも、と思ってしまいました。

らんま1/2
原作は全て読んでいて、前作のアニメも割と見ていたので、リメイクされるなら、と見てみました。
内容としてはかなりキッチリ原作を再現していて、前作のアニメがかなりアレンジされていたというのもあり、よっぽどこっちの方がいいな、と感じました。
それでいて声優さんたちは可能な限り前作アニメと同キャストを揃えてきている上に、ゲストキャラも何気に豪華だったりして、かなり面白く見られています。
あかねの髪の長さに合わせてエンディングが変わるところとかもよかったです。

カミエラビ
1期がかなり中途半端なところで終わっていて、2期があるのかどうか、むしろ続編はゲームになるんじゃないかとか心配していた中での放送だったので、最後を見届けるために見てみました。
最終話直前の20~23話くらいの謎解きのところは、原案のヨコオタロウさんの雰囲気が結構強めでかなり楽しく見られました。
ただ、最後のまとめ方と、1番面白い謎解きに辿り着くまでが長かったというのがあって、トータルして24話見るのはちょっときつかったかも、と思ってしまいました。

鴨乃橋ロンの禁断推理
1期目がかなり続編を匂わす形で終わっていたというのもあり、見るだけ見てみようと思って見てみました。
それぞれの殺人事件を解決するまでの話はわりと好きなのですが、話の本筋であるM家との対決部分があまり面白いと思えず、2期は割とそれにスポットが当たっていたというのもあり、あまり楽しくは見られませんでした。
全体的に悪くはないのですが……

百姓貴族
1期はDVDを買うくらい好きだったので、2期も見てみることにしました。
より面白いエピソードは1期で使われてしまっているので、ちょっと勢いは落ちている感じもありはするのですが、2期は2期で結構楽しく見られました。
何でもないキャラの声を子安武人さんが演じていたりするのもよかったです。

BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-
千年血戦篇の3期目で、霊王絡みの話がメインのところでした。
クインシーたちとの攻防戦はやっぱり面白いですし、グリムジョーが出てくるところとか、浮竹隊長の話とか、いろいろ見所があってよかったです。
4期も決まっているとのことで、楽しみにしています。

放課後少年花子くん
アニメ2期を前にスピンオフ作品の5~8話が放送される、ということで見てみました。
何も考えずに気楽に見られる感じは4話までと同様でよかったです。
エンディングが4までと同じだったので、そこは作り替えないのか、と思ったりもしました。

齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定 Season2
まさか2期があるとは思っていなかったので見てみることにしました。
一応コミカライズされているところのエピソードだったので、話は既に知っているというのもあり、どうアニメに落とし込まれているのかという観点から見ていました。
結果として、1期よりはよくなっているとは思うけど……全体的には粗いかなぁ、という印象でした。
下手にエピソードを端折っているとかはなかったですが、可もなく不可もなくな感じでした。

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱
今期から京都編がスタート。
かなりキッチリ原作を再現していて、十本刀とかの新キャラの声優さんたちもほぼイメージ通りでいい感じです。
原作にない、逆刃刀を初めて振るったときのエピソードが入っていたりしたのもよかったです。
京都編完結まで期待して良さそうです。

ドラマ

嘘解きレトリック
昭和初期を舞台に、人の嘘を見抜くことのできる少女と探偵の青年が様々な事件を解決していく、という話。
昭和初期という舞台背景を上手く使った話が多く、殺人事件みたいな重い話もあれば、弁当の注文間違いの謎みたいな軽いものもあって、結構楽しく見られました。
続編を意識しているのか、最終エピソードが結構軽めで終わった感じがなかったのが少し残念でした。

モンスター
風変わりな女性弁護士が様々な裁判で勝っていく話。
主人公を演じている趣里さんのキャラがかなりいい感じで、最後まで楽しめました。
ただ、エピソードの出来具合に結構落差があって、自殺教唆の話、精子提供の話、歌詞盗作の話などはよかったのですが、体罰の話、超高級医療の話はいまひとつだったかなぁ、という印象でした。

オクラ〜迷宮入り事件捜査〜
警視庁の中で迷宮入りになっている事件を専門で調べる部署の話。
1話の出来は結構よくて、迷宮入りの事件が今になって解決したのは証拠を捏造しているから、というのがわかったときは、この作品は結構いけるかも、と期待が持てました。
ただ、その後オクラ部署の人たちに関する迷宮入り事件が捏造証拠のおかげで次々に解決していっても、オクラ部署の人たちが無邪気に喜ぶところとか、さすがに何か疑わないのかなぁ、と思うことが増えていきました。
少しずつ謎の解答を小出しにしていっていたので、そこそこ引きはあったのですが……最終的にはいまひとつだったなぁ、と。
反町隆史さんと杉野遥亮さんのダブル主演だったのですが、杉野遥亮さんが他のドラマと似たような性格だったりするところもちょっと気になりました。

全領域異常解決室
日本で起こる様々な異常現象が関わった事件を解決する組織の話。
序盤は、異常現象が関わっているように見えているけど科学でも説明できるよ、という感じの話だったので、ゲームの「東京サイコデミック」みたいだな、と思っていました。
それが中盤で登場人物が様々な能力を持っている神様だということがわかって、話が全く別方向に行き始めることになるのですが、むしろここからの方が面白くなりました。
最終的にはいろいろ続編を匂わせる形で終わってしまったのですが、最後の謎解きのところはかなり引きつけられました。
続編があるなら見たいと思いました。

3000万
元ミュージシャンで夢見がちな夫、家のローン、息子の習い事などお金に苦労している主婦が、ひょんなことから3000万円を手に入れてしまい、近隣で発生した闇バイト絡みの強盗事件に巻き込まれることになる話。
全編通して非常に脚本の出来がいいな、と感じた作品で、間違いなく今期1番の作品でした。
ちょっとした伏線とそれを回収していく感じとか、小さな綻びからどんどん傷が広がっていく感じとか、いろいろ引きつけられました。
主人公はテレアポの職場でパワハラを受けて最終的に退職することになるのですが、その後闇バイトのかけ子をやらされたときに、労ってくれたりデザートを差し入れてくれたり成果が出たらお祝いしてくれたり、やっていることは犯罪だけど職場がやたらにホワイトだったりする対比がすごいな、と思ったりもしました。
最終的な結末は視聴者に委ねられる形となっていましたが、もの凄くいい作品を見た、と感じました。

海に眠るダイヤモンド
野木亜希子さんの脚本のドラマなら見るしかない、と思って見ることにしました。
2018年と1950年代の軍艦島での話が同時並行で進み、最終的に現代と何がつながっていたのかがわかる作りの話となっていました。
軍艦島の描写は、当時のことをよく調べたのだろうなぁ、と感心しきりの内容で、当時の生活を知ることができてよかったです。
ただ、現代の話はホストの話とか会社の相続問題とかそこまで惹かれる要素がなかったです。
しかしながら、最終話ですべての謎解きが終わったときやタイトルの本当の意味が分かったとき、あり得たかもしれない軍艦島の出来事が描かれたときは思わず泣いてしまいました。
最終話で一気に持って行かれた感じがしました。

ザ・トラベルナース
1期を見ていないものの、1話完結系ドラマで面白そうだと思ったので、見てみることにしました。
1つの病院に留まることなく、旅をするようにその能力だけで様々な病院を渡り歩くナースの話。
ナースが主人公のドラマはいくつか見たことがありますが、この作品はそれらの作品と比較するとかなり高いレベルでナースが力を持っているように描かれていて、さすがに医者がないがしろにされ過ぎでは?、と思ってしまいました。
これはこれで面白いのですが……ちょっと合わない感じがしてしまいました。
ナース同士の掛け合いは結構楽しく見られたのですが。

オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2
人の感情を色として見ることのできる警察官の話の続編。
犯した罪の内容と感情の色が一致しない謎を解いていく形は前作と同様で、それにプラスして前作の最後で目を覚ました主人公の姉に絡む事件を追っていく形となっていました。
話としては、単発で発生する罪の内容と感情が一致しない事件の謎を追っていくところは楽しいのですが、主人公の姉絡みの事件にはあまり入り込めず、ちょっと面白さが分散してしまったかな、と感じました。

光る君へ
最終話まで完走しました。
紫式部に関してわかっていることが少ないだけに、源氏物語の再現シーンが入るのではないか、と事前に言われていたのですが、結果的に再現シーンはなく、源氏物語の内容への言及もほぼなかったです。
源氏物語の謎として、中途半端な場所で終わっている、源氏の死に関してはタイトルの「雲隠」しかない、という代表的なものから、どうして源氏はこのときこういう行動をしたのか、ということに関してほぼ紫式部の口で語らせない形となっていて、その辺りは徹底しているな、と感じました。唯一、最終話で源氏の死を描かなかったことについての話はありましたが。
紫式部と藤原道長が恋人同士だった、ということを軸に話は進んでいて、藤原道長も彰子が皇子を産むまではそこまで権力に執着していないという感じで、その辺りは意外でした。
紫式部と娘の賢子があまり仲が良くなかったとか、賢子が実は道長との子だったとか、それはどうなんだろうなぁ……という設定もありましたが、それ以外は概ね楽しく見られました。
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2024年10月07日

夏アニメ・ドラマ 総評

アニメ

かつて魔法少女と悪は敵対していた
作者急逝で未完となっていた作品がまさかのアニメ化ということで、見てみました。
15分アニメということで短めではありましたが、原作準拠で結構楽しく見られました。
変身シーンの作画に力が入っていたのはいい感じでしたし、声優さんたちもドラマCDと同じでかなり豪華というのもあり、出来栄えとしては十分だったな、と。
最終的に物語に何らかの決着をつけるのかどうかが気になっていたのですが、日常が続いていくENDということで、少し残念な部分もありましたが、これはこれでよかったかな、とも思いました。

現代誤訳
声優の津田健次郎さんと浪川大輔さんが中心となってアニメを一から作ろう、というプロジェクトの集大成。
前半のアニメ部分は脚本を芸人さんたちが書いていて、過去の名言を間違った解釈でコントにしてしまった、というコンセプトがあり、各話それぞれ楽しめました。
後半はアニメ制作ドキュメントとなっていて、制作過程と出来上がりの差を見られたりして、これもこれで楽しめました。
あまり期待していなかった作品だったのですが、最終的には見てよかったと思えました。

小市民シリーズ
過去Gファンタジーで連載されていた「春期限定いちごタルト事件」「夏期限定トロピカルパフェ事件」がアニメ化されるとのことだったので、見てみることにしました。
最終的にコミカライズされたのはここまでで、以降はコミカライズされていないというのもあり、結末を見届けるなら最初からアニメを見るべきだな、と思ったというのもあり。
話の順番が入れ替えられている、ということはありましたが、基本的には知っている内容でもあり、結末を忘れていた部分もあったりしたので、それなりに楽しく見られました。
ただ、全体的にかなり淡々と話が進んでいくので、ちょっと吸引力は弱かったように感じました。
続編制作が既に決定されているので、最後まで見てみるつもりではいます。

逃げ上手の若君
原作コミックスを持っているので、見てみることにしました。
アニメの出来自体はかなり良くて、思っていた以上よく動いていましたし、それなりに残虐なシーンも工夫して描かれていたりして、かなり好印象でした。
原作を下手にアレンジするようなこともなく、よかったです。
保科軍の撤退戦までが描かれていて、かなり丁寧に原作を追っていたのもよかったです。
続編の情報はまだ出ていませんが、せめて鎌倉奪還までは描いてほしいな、と思います。

ラーメン赤猫
言葉を話す猫が経営するラーメン屋さんの話。
当初は見る予定ではなかったのですが、前評判がかなり良かったので、見てみることにしました。
実際見てみたらかなり面白くて、これは原作コミックスが買いたいな、と思えるレベルでした。
内容を全く知らなかった段階では「猫ラーメン」っぽい話なのかな、と思っていたのですが、猫がラーメン屋を経営しているという部分くらいしか共通点はなく、この作品独自の面白さがありました。

推しの子
1期の出来がすごくよかったので、続けて見てみました。
今期は2.5次元舞台編がメインで、原作者と脚本家の衝突とかちょうど時代と被る話題があって炎上してしまうのではとかちょっと心配していたのですが、特にそんなこともなく、原作準拠で楽しめました。
アニメらしく2.5次元舞台を再現していた部分はものすごくよくて、これはアニメ化する意味がある作品だったな、と感じられました。
3期制作が既に決定しているとのことで、続編も見てみる予定です。

NieR:Automata Ver1.1a
完結編となる2期目で、話のキーポイントになるクエストの話を冒頭に持ってきていたり、「ニーアレプリカント」をプレイしていないとわかりにくいデポルとポポルの話とかゲシュタルト計画のことを入れ込んでいたりして、極力アニメだけで話が分かるようにされていました。
個人的によく理解できていなかった部分をアニメでちゃんと説明してくれていたのは、ありがたかったです。
ただ、ファンサービス的に出ていたエミールのエピソードが入っていなかったり、やっぱりゲームをプレイしていないと話の全体像はわかりにくいよなぁ、というのは感じました。
ゲームをプレイして話を理解した上で見るのがいいです。
2Bの録音データのエピソードがちゃんと入っていたのはやっぱりよかったですし。
また、タイトルからして絶対に結末は変えてくると思っていた通り、よりハッピーエンドな形としてまとまっていました。最後に2Bが9Sを呼ぶシーンは最高でした。
ただ、最後の最後に出てきた女の子誰よ?、となって調べてみたら「ドラッグオンドラグーン3」のキャラとのこと。「ニーアレプリカント」が「ドラッグオンドラグーン3」の新宿エンドの後の話だというのは知っていましたが、最後の最後に食い込んでくるとは思っていませんでした。
全部を理解するにはここからやっていないといけないみたいでした。

烏は主を選ばない
謎の薬が出回り、人の姿に変身する猿に襲撃される村が現れ、それを解決するまでが描かれていました。
今回の話で山内という世界がどういうものなのか、というのがわかったのですが、やっぱり「十二国記」に似ているよなぁ、と思ってしまいました。
ただ、後半の謎解きパートに入ると面白さが格段に上がるのは1クール目と同様で、その辺りはやっぱり原作が上手いのだろうな、と感じました。
キャラデザがあまりよくないだけに、2期目は難しいかもな、と思うのですが、続編があったら見てみるとは思います。

ドラマ

マウンテンドクター
山での遭難事故やそれに伴う死者をなくそう、というコンセプトで設置された山岳医チームの話。
春ドラマの「ブルーモーメント」の山版だよなぁ、と思って見始めたのですが、全体的には悪くない感じでした。
各話の脚本がそれなりに練られていて、序盤でギリギリ命を助けた人が中盤で死ぬとか、医療ものにつきものの最終話間際の大規模災害がないとか、既存の作品とちょっと変えてきているところは好きでした。
主人公も成長はあるものの終盤間際までミスをしたりしていましたし。
ただ、全体的には小さくまとまってしまった感じで、続編があったらぜひ見てみたい、とはならなかったです。また、ベテラン医師が実は大病を患っていて、そのせいで亡くなった婚約者の遺品探しを焦っていた、というのはちょっとベタすぎると思ってしまいました。

新宿野戦病院
軍医として戦場に出た経験のあるアメリカ国籍の女性医師が、歌舞伎町で医師として働くことになる話。
主演の小池栄子さんが英語と岡山弁を話すという設定で、この英語の発音がよくないという話をそこかしこで見かけたのですが、その辺り全く気にならない私は結構楽しく見ていられました。
話が進むに連れて英語が少なくなっていくところとか、歌舞伎町という土地柄英語が一通り話せる人たちがそれなりにいるところとか、時間経過と舞台がわかる展開でしたし。
話のテンポもよくて各登場人物同士の掛け合いが楽しかったです。
歌舞伎町の現状が何もわかってない、なんていう意見もありましたが、フィクションの世界なのだし、これはこれでいいのではないかな、と思っていました。
反面、最後はコロナとはまた別の未知のウイルスが蔓延する話となっていたのですが、コロナが収束した後でまた別のウイルスが出るっていうのはちょっと都合がいいかな、と思う部分もありました。

ギークス~警察署の変人たち~
警察署の鑑識課、交通課、医務室で働く3人の女性たちは絶対に残業をしないことを信条に働いているものの、仕事後の居酒屋で世間話をする中で事件のヒントを見つけて解決してしまう、という話。
設定自体は面白そうなのに、脚本が弱すぎてかなり微妙な出来具合に見えました。
もの凄く偶然を重ねる都合のいい展開があったり、中盤で起こる誘拐事件の真相を最終回に持ってこないとか、もうちょっと脚本を練ることは出来なかったのかなぁ、と。
主演の松岡茉優さんはよかったのですが、いつも一緒にいる滝沢カレンさんと田中みな実さんの演技が微妙だったりとか、存在意義の全くなかったあのちゃんが演じていた経理課の人とか、いろいろ作り切れていない感じがしました。

クラスメイトの女子全員好きでした
小説家志望の青年がふとした出来心で誤って送られてきた中学時代のタイムカプセルの中に入っていた小説をパクリ、あろうことか文学賞を受賞してしまう。これが表沙汰になると大変なので、担当編集と共に小説の真の作者を探すことになる話。
現代と中学時代の回想がおおよそ半々で展開していくのですが、中学生キャストに下手な美形アイドルを起用せず、なんとなく現代キャストと顔が似ている子たちを使っていたのが素晴らしかったです。演技も純粋な感じがよかったです。
主人公の青年は本当にクラスメイトの女子全員が好きだったという設定だったものの、単純に惚れっぽいというわけではなく、それぞれの個性をそれぞれ本気で好きだった、というのが伝わってくる内容だったのもよかったです。
小説の真の作者が誰なのか、その辺りの見せ方もよかったです。
全編通して楽しく見られました。

しょせん他人事ですから
よくネット広告で見かけていた漫画が原作のドラマ、ということで見てみることにしました。
主にネットでの誹謗中傷に関する事案を扱い、本音で必要最低限のことしか伝えないが故に評判が最悪だけど、実際依頼するとかなり頼もしい存在になる弁護士の話。
ネットで誹謗中傷するとどうなるのか、そういう人たちはどういう心理で誹謗中傷しているのか、その辺りに切り込んでいった話は結構楽しく見られました。
主演の中島健斗さんの演技が結構オーバーアクションで、そこは見る人の好みが出るかな、とは感じました。

GO HOME~警視庁身元不明人相談室~
身元不明で亡くなった人たちの身元を特定する部署の人たちの話。
身元が分からないままだと無縁仏になってしまうから、せめて身元を特定してあげよう、という信念で主人公が動いていくのですが、全体的にちょっと暑苦しいというか親切の押し売りという感じで、あまり感情移入できませんでした。
身元不明のまま亡くなった人の親族となるとやっぱり遺骨の引き取りを拒否する人もいるわけですが、その人の家に何度も押しかけていろいろ説得するとかあったりして、そういうのはどうかなぁ、と思ったり。
それで、最終的に身元が特定されて遺骨が親族に渡った後、喜々としてその情報を書類に書き込むシーンがあるのですが、でもさぁその人もう亡くなっているんだよ、笑顔で書き込むことなのかね?、と思ったり。
最終話は警察の不正、主人公の命の恩人の話、恋愛模様の解決編をまとめて詰め込んでいて、さすがに詰めすぎでしょう、と感じました。
設定は悪くないのに、脚本と演出にいろいろ問題あるかなぁ、と感じました。

降り積もれ孤独な死よ
とある廃墟となった洋館・灰川邸で13人の白骨遺体が発見される。その遺体はかつてその洋館で暮らしていた子供たちのもので、すぐに洋館の持ち主が逮捕され、犯行を自供する。しかし、洋館から巣立っていった子供たちは絶対にその人は犯人ではないと口をそろえる。
その事件から7年。1人の少女の行方が変わらなくなり、それが灰川邸事件と関わりがあるのではないかと推測され、灰川邸事件の回想と現代の事件が同時並行で進んでいく。
話のピークは灰川邸事件の真相が語られる場面で、この辺りの謎解きは素晴らしかったです。
ただ、その後現代での事件の謎解きはわりと小さくまとまってしまって、灰川邸事件とそこまで関係なかったという部分もあり、尻すぼみで終わってしまったのは少し残念でした。
ただ、主役の成田凌さんが犯人をボコボコにするシーンの表情が素晴らしかったです。
また、久しぶりに黒木メイサさんを見たのですが、演技自体下手ではないものの、黒木メイサさんでないとダメという役ではなく、ちょっと微妙な感じがありました。

錦糸町パラダイス~渋谷から一本~
錦糸町で掃除屋を営む3人を軸とした、錦糸町に住む人たち群像劇。
基本的には、依頼人がなぜ掃除を依頼することになったのか、という過去の話を交えつつ、掃除が終わった後に依頼者がどうなるのかよくわからないまま別れていく、というのが続いていきます。
その中で、街中に謎の告発文を貼る青年、ローカルラジオ局のDJ、駄菓子屋の店主などの話が挿入されるのですが、全体的にいろいろ散らかっていて全体像が分かりにくく、話がどういう方向に向かっているのかもよくわからなかったです。
最終的に、このドラマで何が語りたかったのか、よくわかりませんでした。

飯を喰らいて華と告ぐ
客の注文に何でも応えてくれる中華料理屋。しかし、店主は思い込みが激しく勘違いしやすい性格で、客の悩みをものすごく曲解して斜め上のアドバイスをしてくる。でも、訪れた客が店を出るときはなぜか「何か良かった」と思う。そんな話。
この店主の勘違いっぷりが面白くて、ただの主婦を万引きGメンだと思い込むとか、サラリーマンをカリスマ塾講師だと思うとか、どうしてそうなるのかわからない上に、客の話を全く聞かずに妄想で突っ走るところがすごく楽しく見られました。
15分ドラマと短い時間だったのもまたよかったです。
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2024年07月06日

春アニメ・ドラマ 総評

今期はアニメもドラマも当たり作品多めで楽しめました。

アニメ

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
ガンガン連載作品の癒し系ハーレムもの。
ストーリーは原作準拠で声も原作イメージ通りではあるし、絵も悪くはないけど、特に面白くもないな……という印象の作品でした。
やっていることは間違っていない、でも特に面白くもない、というよくあるパターンな感じでした。
癒し系の作品として多少話題にはなっていたのですが……2期はないかな、という気がします。

怪獣8号
未知の生命体・怪獣との戦いを強いられている世界で、討伐隊志望の男性が討伐対象である怪獣になってしまうものの、怪獣の能力を使いつつ怪獣と戦うことになる話。
主人公が怪獣になってしまうことを含めて全体的には王道展開で、討伐隊への入隊試験編辺りまでは普通かな……という印象でした。
ただ、討伐隊隊員たちそれぞれの戦う理由などの掘り下げが終わった後は、今後どういう展開になるのかな、という期待感も高まってきて、割と面白く見られました。
2期も決まっているようなので、2期以降に期待しています。

烏は主を選ばない
動物と人それぞれの姿を取ることのできるヤタガラスたちが住む山内という世界。そこで次期王となる皇太子とその妻になるために競い合う4人の女性の物語。
中華ファンタジーっぽい世界観なのですが、作中の用語が平安貴族風のものが多い(入内とか女房とか)のに加え、いろんなところで「十二国記」っぽいと感じる部分があり、序盤の印象はあまりよくありませんでした。
キャラデザもあまりよくなく、全体的にキャラの顎がとがっていて、もう少しどうにかならなかったのか……と思っていました。
中盤までは、最終的に無知なお嬢様が勝ち残る安っぽい権力闘争作品なのかな……と感じていて、何度も途中脱落しそうになったのですが、なろう系が原作というわけでもなくNHKで放送しているということは何かしら理由があるのだろうと考えて、視聴を続けました。
そうしたら、7話の最後で1人死者が出た辺りから面白くなり始めて、以降は右肩上がりで面白くなっていきました。本当にもう、最後の展開を見せるために最初の7話が前振りだった、という。
途中脱落した人がいるならもったいなさ過ぎるので、最後まで見てほしいです。
夏から突入する2クール目も期待しています。

戦隊大失格
戦隊ヒーローと怪人たちの戦いが繰り広げられている世界。
しかし、実際はというと、怪人の幹部はすでに全員死亡していて、裏協定を結んだ戦隊ヒーローと怪人たちの間で怪人たちが戦隊ヒーローに倒される茶番劇が演じられているだけだった。その現状を打開したい戦闘員Dが大戦隊に潜入する、という話。
話の序盤は「TIGER&BUNNY」みたいな話なのかな、と思っていたら、いろいろ立場が逆転した話となっていて、面白い切り口の話だな……と思って最後まで楽しく見られました。
中盤の大戦隊の選抜試験編はちょっと中だるみでそこまで面白くなかったのですが、終盤は勢いを取り戻していてよかったです。
2期も決まっているようなので、続編にも期待しています。

夜桜さんちの大作戦
スパイ一家に婿入りした少年の話。
ジャンプ連載作品のアニメは一通り見ていて、たまに当たり作品はあるものの……この作品は普通レベルな感じでした。
原作のコミックスを買っていないけど話は知っている、というくらいなので、原作ファンというわけでもなくアニメの出来も普通だとそこまで視聴継続意欲は続きませんでした。
夏からの2クール目はもう見なくてもいいかな、と思っています。

はたらく細胞
個人的にいつか見てみたい、でも機会がなくて見ていない作品の代表格が再放送されるというので、見てみることにしました。
人間の体内にある細胞がどんなことをしているのか、擬人化して懇切丁寧に説明してくれるのは素直にためになるな、と感じられてよかったです。
赤血球・白血球・血小板の働きはザックリ知っていたものの、もっと細かく、思っていたより深く解説されていたので、これは確かに評判になるな、と感じました。
2クール目も楽しみにしています。

黒執事-寄宿学校編-
シリーズ中でもかなり人気の高い寄宿学校編のアニメ化ということで、期待値高めだったというのもあり、これで出来が悪かったらどうしよう……と心配する部分もあったのですが、杞憂でした。
展開が早すぎることも遅すぎることもなく、下手に改変が加えられることもなく、最後まできれいに描き切っていました。
絵はそこまで動かなかったものの、要所要所の見せ場の部分の作画が素晴らしいというメリハリの良さもあり、文句なしの出来栄えでした。
最後に緑の魔女編の導入部が描かれていたので、続編も決まっているのだろうな、と思います。

時光代理人II
1期のラストが結構なバッドエンド仕様だったので、こういう終わり方をする作品なのかと思っていたら続編が放送されるとのことで、見てみることにしました。
ただ、1期のように依頼を受けて写真の中の過去に入るという話ではなく、1期の最後に襲ってきた敵の正体を突き止めることが話の主軸となっていて、写真の中に入るという展開も少ししかなく、ちょっと話の方向性が想像していたものと違い過ぎて、途中から視聴意欲がかなり減ってしまいました。
美術スタッフから丹治匠さんが抜けてしまったので、背景の美しさとかを感じる場面も減ってしまったりしたのもあり。
3期があるような終わり方だったのですが、もう続編は視聴しないだろうな、と思います。

魔法科高校の劣等生
達也たちが2年生になったところから始まり、ダブルセブン編・スティープルチェース編・古都内乱編が描かれていました。
展開的には結構駆け足な感じで、悪くはないけどザックリ過ぎるなぁ、という印象でした。
続編の四葉継承編は劇場版になるということで、確かに小説1冊分を2時間ならちょうどいい感じなのかも、と思ったり。ただ、お金を出して観に行くまではしないかな……と思っています。

ドラマ

アクマゲーム
漫画原作で、悪魔のゲームに参加した人たちによるデスゲーム、という設定ならつまらないことはないだろう、と思って見てみることにしました。「ライアーゲーム」とか「賭ケグルイ」みたいなのを想像していました。
それでふたを開けてみたら……デスゲームという謳い文句の割に誰も死なないし、高額の借金を背負うとかのペナルティもないので終始緊張感に欠けていて、いまひとつ真剣に見られなかったです。
ゲームの内容自体は悪くないのですが、かなりテンポ早めで進むので、駆け引きとかを堪能する前に勝負がついてしまっていて微妙でした。
「トモダチゲーム」とか「ライアーゲーム」みたいに、1つのゲームを何週かに渡ってじっくり見ていくスタイルがよかったです。
それで、最終話の後で映画化決定という告知があったのですが……お金払ってまで観に行きたいとは思えませんでした。

天使の耳~交通警察の夜
東野圭吾さん原作のドラマということで見てみることにしました。
交通課捜査係の男女バディもので、交通事故の加害者や被害者たちの言い分に違和感がある事件を調べていく話、となっていました。
全4話と短いドラマだったのですが、その分余計な話もなく、いろんなところにどんでん返しが用意されていて、結構楽しく見られました。
なお、この作品では松任谷由実さんの「リフレインが叫んでる」がちょっとしたキーポイントとなって出てくるのですが、この曲の歌詞が死んだ恋人との別れを謳っている、という解釈を初めて聞いてちょっとビックリしました。普通に別れの歌だけだと思っていたので。

約束~16年目の真実~
16年前に父親が連続殺人犯として逮捕され、獄中死したものの、父親の冤罪を信じ、事件を再捜査する女性刑事の話。
序盤からの登場人物の中に真犯人がいるのですが、主人公や相棒も含めて一通り全員疑ってはみたけど真犯人ではなさそう、というのがあった上で再度全員を犯人候補と考えて推理した結果真相がわかるので、犯人がわかりにくなっていたのはよかったです。
最後の真犯人との対決でタイトルの意味が分かる展開もよかったです。
事件の被害者は必ず口にビー玉が詰められている、という描写については、「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の口に飴玉を詰められる事件とちょっと印象が被りました。

Destiny
大学時代に友人が事故死してから12年の月日が経過し、検事となった主人公の元に事故以来行方不明になっていて元恋人が現れ、再び運命が動き出す……という話。
大学時代の話が重要だとはわかるのですが、30代半ばの主人公たちが同キャストで大学生を演じているパートが2話分くらいあり、さすがに大学生はなぁ……と思ってしまったのがすごく残念でした。
ただ、話自体はかなりしっかり作られていて、12年前の事故の真相とか真犯人とか、最終的にいろいろ納得できる作りでよかったです。
引きも非常によく、毎週放送が楽しみでした。

イップス
小説を書くことが出来なくなった小説家と犯人を追い詰めることが出来なくなった刑事のバディもの。
倒叙系推理もので、犯人が最初からわかっていて、主な内容は犯人が使ったトリックを暴くこと、でした。
主人公2人のやり取りは結構楽しく見られるのですが、肝心のトリックに甘いものが多く、たまたま犯罪が成立したけど、途中で被害者とか第三者に気付かれたら即行破綻するよね、というものが多かったです。感覚的には「スパイラル~推理の絆~」の序盤を読んでいた時に近かったです。
倒叙系推理ドラマの代表格「古畑任三郎」と似通ったシチュエーションもいくつかあったりして、いろいろ微妙でした。
唯一、当たり前のことを重要そうに言う犯人は面白かったです。

ダブルチート 偽りの警官
放送開始時点でTV放送版はSeason1で、Season2以降はWOWOWになるという告知があったので、まず間違いなく最終回でスッキリ終わらないだろう、とは思っていたのですが、それでも面白そうだったので見てみることにしました。
詐欺師を騙す詐欺師の話で、今まで「クロサギ」「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」など似た系統のドラマを見てきましたが、その中ではこの作品が1番面白かったです。
主演の向井理さんの詐欺師っぷりとか、バディの荒川良々さんのいい意味での胡散臭いっぽいところとか、上手いなぁ、と思う場面が多々ありました。
これなら騙されてしまうだろうなぁ、と感じました。
最後はやはりスッキリきれいには終わりませんでしたが、話として一区切りついていたので、これはこれで見てよかったな、と思いました。

ブルーモーメント
人々を自然災害から守るため、専門家を集めてより正確な気象予測をする組織SDMの話。
雪崩、集中豪雨、台風などなど、身近な自然災害をテーマにしているので、話にそれなりのリアリティがあってよかったです。
ただ、災害が発生したら救助に向かったり医療チームが治療したりするなど、全体の枠組みが「東京MER」っぽいな、と思う場面が多々あり、結構意識しているんじゃないかな、と思ったりしました。
ちゃんと死者を出していたりするところはよかったのですが。

奪われた僕たち
集団毒物事件の被害者の立場から作成したドキュメンタリーで賞を獲った経歴があるものの、現在はフリーのバラエティーディレクターとしてパワハラに耐える日々を送る男性。
その男性の元に、自分が行う殺人の記録を撮ってほしい、というサイコパスの青年からの依頼が入る。
30分枠で全6話と短めのドラマで、なぜサイコパスの青年は主人公に殺人記録の依頼をしたのか、というのを少しずつ探っていくような話でした。
一応その辺りの謎解きは行われるのですが、終わり方が中途半端というか全て描いていないというか、ある種文学作品みたいな感じで、見終わった後にモヤモヤは残りました。

6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱
まさか続編が制作されるとは思っていなかったものの、主人公たちのやり取りが割と楽しかった記憶があったので、見てみることにしました。
花火職人の男性と女性従業員と男性の父親の幽霊が同居する小さな花火会社に、結婚してほしいと新たな女性が押しかけてくる、という話でした。
前作よりも花火作りについてそれなりに踏み込んだ話ではあったのですが、主人公の優柔不断っぷりは相変わらずで、幽霊の父親とか元々の女性従業員との会話は楽しいのですが、新キャラがその輪に入れていないというのがあり、続編になってもパワーアップした感じがなかったのが残念でした。

RoOT/ルート
アニメ「オッドタクシー」のストーリーをベースに、アニメの主人公・小戸川の素行調査を依頼された探偵の視点で描かれた話、となっていました。
とりあえず、アニメ版を一通り見たことがあることが前提の作りとなっていて、全く知らない状態で見たらほぼ意味が分からないだろうな、と感じました。とにかく登場人物が多いですし、アニメは全ての登場人物が動物で描かれていたのですごく見分けがつきやすかったのですが、ドラマだと誰が誰なのかわかりにくかったですし。一応アニメ版を一通り見ていたので、私は何とか話についていけましたが、何度も脱落しかけました。
主人公が高校時代の三矢ユキの友人という設定だったので、その辺りの話は割と見応えがありました。

滅相もない
突如日本の大都会のど真ん中に巨大な穴が出現。日本政府は調査隊を送り込むものの誰一人として帰還者はなく、動画配信者なども売名行為の一環として何人もの人が穴に入るものの、やはり帰還者はなし。ひとまず穴から何か出てくることはなかったので、日本政府は穴を自然物として扱い、入ることを制限もしなかった。
その世界で穴に入ることを決めた8人の男女が、なぜ穴に入ろうと思ったのか、ということを語っていく話。
8人の人たちがそれぞれ自分語りをするときは舞台演劇のようなセット内を行き来する作りで描かれていて、演劇内での主人公以外の登場人物は毎回同じキャストが演じている、というなかなか攻めた作りの話でした。
自分語りの内容については、穴に入ることを決めるに至るには程遠い導入部であることが多く、最後の最後までどうやって動機につながるのかわからないことも多々あったのですが、最終的にはキッチリ動機につながっていて、それはそれで納得できる内容であったことも確かで、何度となく感心しました。
最終的に穴に入らなかった人というのもいたりして、その辺りの線引きも面白かったです。
続編があったらまた見てみたいです。

ソロ活女子のススメ4
ソロ活を楽しむ女性の話の第4弾。
4作目ともなるとそろそろネタ切れなのか、台湾旅行はちょっと違うような、みたいなものあったりしたのですが、過去に体験したソロ活をもう1回やるとか、いろんな場所で謎のおじさんと出会うとか、それなりに楽しめる部分もあって、なんやかんや見てしまいました。
続編も多分見てしまうと思います。

燕は戻ってこない
北海道から上京してきたものの、月収14万円で貧乏に疲れ果てていた女性が代理母となり、ビジネスとして出産することになる話。
登場人物それぞれにいい部分・悪い部分があり、その心情が理解できるだけにいろいろ考えさせられるドラマでした。
詳細は別記事として書きました。
いろいろすごいドラマでした。
posted by minerva at 17:48| Comment(0) | アニメ・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月08日

冬アニメ・ドラマ 総評

今期は全体的に小粒な印象で、これは、という作品がありませんでした。

アニメ

弱キャラ友崎くん
1期終了時でコミカライズが終わっていたので、まさか2期があると思っていなかったというのもあり、続きが気になって見てみました。
クラス内のイジメ的な話から文化祭の終わりまでが描かれていて、ストーリーを知らなかった分、思っていたよりも楽しめました。
登場人物の行動はいろいろ納得できましたし、結末にも納得できましたし。
3期があるかどうかはわかりませんが、あったら見てみたいと思えました。

魔女と野獣
魔女にかけられた呪いを解くために旅をしている男女と、2人が関係している教団の人たちの話。
全体的に悪くないけど……普通の話だったな、という印象でした。あらすじを見たときは面白そうだと思ったのですが。
ストーリーも作画も声も平均点は越えているけど……良くも悪くもないな、と。
見ていて何となく「かつて神だった獣たちへ」の雰囲気に似ているな、と感じました。ダークファンタジーなので似てしまうものなのかもしれませんが。
話の進み方的に、主役2人の話→サブキャラ掘り下げ→過去編、という超王道展開だったり、終わり方も完全に続編前提だったりもして、印象に残りにくかったです。

勇気爆発バーンブレイバーン
今期はあまりに見たい作品がなくて、放送前にちょっと話題になっていたというだけで見てみることにしました。
実際、1話の出来はかなり良くて、「アーマードコア」とか「フロントミッション」の世界みたいに、人型ロボット同士で戦うことが一般化されつつある世界に未知の敵が現れて人類兵器ではほぼ対抗できない、という導入部にはすごく引き込まれました。
その直後、未知の敵に対抗できる巨大ロボット・ブレイバーンが現れ、そのパイロットに選ばれたイサミ、その友人のスミスを中心とした人たちで未知の敵との戦う、となったときがこの作品のピークだったように思います。あえてベタな感じにしているんだろうなぁ、と思えるオープニングも最高でした。
でも、主人公なのにブレイバーンで戦うことに躊躇しまくるイサミ、キーキー声がやたらに耳障りだったルルなどなど、マイナス要素が見る度に増えていって、個人的評価は右肩下がりでした。全体的にBLっぽい雰囲気だったのもダメでした。
ベタなことをあえてベタなままやってみる、というコンセプト自体はよかったのですが……

ラグナクリムゾン
翼の血族との戦いが終わるまでキッチリ描かれていました。
1クール目の出来はまずまず良かったのですが、2クール目は全体的にキャラの顔おかしくないか?、という部分がちょいちょいあったり、戦闘シーンがそこまで動かないとかがあって、原作はそんなことないのになぁ、ともどかしかったです。
ラグナとウォルテカムイの戦いとか、ヌルヌル動いてほしかったのですが、やはりその辺り望むのは贅沢なのかもしれません。
全員が全員キャライメージと声が合っていたことだけは最後まで最高にいい部分でした。

葬送のフリーレン
2クール目も安定して見ていられました。
原作を知らないので、途中でパーティ人数が増えたり減ったりするところとか意外でよかったですし、試験編も結構楽しめました。
相変わらず話の起伏が少なめではありましたが、これもこれでこの作品らしいということで、あまり気にならなくなりました。

薬屋のひとりごと
なろう系が原作の作品は面白さのピークが序盤になることが多いのですが、この作品は2クール目の方が面白い、という稀有な作品でした。
1クール目は当たり前のことを何も知らない人たちにどや顔で説明している辺りが鼻につくと思っていたのですが、2クール目はバラバラだと思っていた話が終盤で収束していく展開となって、なかなかに引き込まれました。猫猫の父親の話もよかったです。
これは2期目も見てみたいな、と思いました。


ドラマ

春になったら
あと3ヶ月で死んでしまう父親と3ヶ月後に結婚する娘の3ヶ月を描いた物語。
娘の婚約者がひと回り近く年上の売れない芸人でしかも子持ち、ということで、最初は結婚に大反対するものの、少しずつ少しずつ認めていくようになる流れは、かなり自然でよかったです。
死亡宣告されている父親は「死ぬまでにやりたいことリスト」を作って、それを1つ1つ消化しながら死ぬ準備を進め、娘は結婚式をするのかしないのか二転三転しつつ父親の願いを最大限叶えられるよう動くようになっていって、毎回どこかグッとくるものがありました。
最終回の結婚式で、父親の友人・ケイトが歌い上げるシーンは最高でした。
父親役の木梨憲武さんの底抜けに明るい雰囲気とかはすごくよかったのですが、終盤にもう1人で歩けなくなってからも結構声が大きめで、本当に死ぬのかな?、と感じられてしまう部分はちょっと残念でした。癌の痛みで苦しむ姿とかはすごくよかったのですが。

マルス ゼロの革命
高校生たちが大人社会をぶち壊していくダークヒーローもの、という触れ込みだったので、ちょっと面白そうだな、と思って見てみることにしました。
……結果、途中から見るのがちょっと苦痛になるくらい、つまらなかったです。
第1話からして、屋上から飛び降りるものの下にゴミの山があって無傷で済んだ、という描写があり、これはちょっとダメダメ作品になるかも、という嫌な予感がしました。
話がストレートになりすぎないようにちょいちょい捻りが入っていたり、動画配信で大人社会を翻弄していくという部分はそれなりにリアリティがあったものの、大企業のシステムをハッキングするとか、秘密基地的なものがいくつもあるとか、そこまでやるとむしろ安っぽい出来になってしまうよね、という設定がてんこ盛りで、かなりガックリ来ました。
終盤は安っぽい「僕らの七日間戦争」みたいな学校立てこもりをしたり、実は大企業の社長と初めから繋がってましたとかの都合のいい展開もあったりして、見る度に冷めていく感じがしました。
主演の道枝駿介さんは「金田一少年の事件簿」のときより演技は上手くなっていましたが、同級生たちの演技がいまひとつだったというのもあって、あまり注目できる部分がありませんでした。

正直不動産2
嘘がつけなくなってしまった不動産屋の話の続編。
2期になるとネタ不足でマンネリ化したりしそうなところなのですが、原野商法の二次被害、ペンシルハウスの売買、不動産投資失敗の負のスパイラルなどなど、いろいろ新しいネタがあって楽しかったです。
ライバル兼のディーン・フジオカさんが結構な悪役で、あまりこういうタイプの役は見なかったなぁ、と感じられたのもよかったです。

となりのナースエイド
病院内の医師・看護師とはまた別に入院患者さんたちの身の回りの世話をするナースエイドの話。
何故か医学知識が豊富な医療オタクのナースエイドが主人公、とのことだったのですが、ふたを開けてみたらトラウマで医療行為が出来なくなった元医師ということで、その辺りの設定は微妙でした。
ナースエイドという仕事についていろいろ知れたのはよかったのですが、話の中心は謎の死を遂げた主人公の姉の死の真相を探るとか、それに付随するシムネスという架空の不治の病とか、火神細胞という画期的な人工細胞とか、オームスという謎の装置とか、ちょっと現実離れしすぎていてあまりハマれませんでした。
初回放送でナースエイドの服装のままマスクも帽子もなしに手術室に乗り込むのはどうなのとか気になる部分もあったりした上に、最終回では話がキッチリ終わらずに続編前提みたいな終わり方をして、かなり微妙な気持ちになりました。

グレイトギフト
人に飲ませると心筋梗塞を引き起こし、その後数時間で体内から消える新種の殺人球菌・ギフトを手に入れた気弱な医師が病院内の権力闘争に巻き込まれていく話。
主役の反町隆史さんが今までにない気弱な医師を演じていて、そこは結構新鮮でした。
初回放送で味方だと思っていた人が敵にまわるとか、序盤の引きはかなり良かったです。
ただ、回を重ねる毎に、ギフトでザックザック人を殺していっているのに、内通者がいるとはいえ警察関係者とか諸々それを不審に思う人が出て来ないとか、展開的にちょっと都合の良さが目立ちました。
真犯人は最終回の1回前辺りで気付きました。
それなりに出番があるのに、ほぼ疑われていなかった人、という部分ではわかりやすかったです。
この作品も最後にいろいろ含みのある終わり方をしていて、続編前提な感じの終わり方で残念でした。

大奥
大奥シリーズは今まで一通り見ていたので、まだ描かれていない田沼時代の話となれば見ないわけにはいかないな、と思って見てみました。
序盤から結構酷評されているのをいろんな記事で見てきて、そんなことはなかったと言いたいところではあったのですが、実際見ているとそれに同調せざるを得ない、というのが正直なところでした。
御台所・倫子の言葉遣いとかイジメが横行しているとかは、気にはなるけどそこまで責めるほどではない、と思っていたのですが、個人的には家治の子供たちの出生順がかなりいじられていることが1番気になりました。
家治と倫子はものすごく仲が良かったと言われていて、まず2人の間に2人の子供が生まれるもののどちらも女児だったので、では側室を、という話になって、2人の側室がそれぞれ1人ずつ男児を産んでいる、というのが史実。
ドラマでは、2人の間に子供が生まれるのを周りが阻止しようとしていて、勝手に側室を決めて男児が生まれ、倫子の子は死産になるとか、家治が死んでから2人目の女児を産んでいるとかいじり放題。2人目の側室が倫子の付き人だったというのは史実通りなのですが、史実通りの流れだったら、側室候補として自分の信頼のおける付き人を家治に推薦したという流れになりそうなものを、ドラマでは付き人が倫子を裏切って側室になったという流れになっていて、いくらなんでもそれはない、と。
家治と倫子の仲についても、実際ラブラブだった描写がかなり少なかったのがまず残念で、序盤の家治のツンデレが極まっていた辺りはよかったのですが、仲の良さがわかるのは本当に最終盤くらいでした。
これまでの大奥も子供のいないはずの側室に子供が産まれていたり、いないはずの側室がいたりすることもありましたが、それにしても今作はいろいろいじりすぎでした。
唯一、音楽はすごくよかったです。

めぐる未来
心拍数が高くなりすぎると過去にタイムリープしてしまう男性が、妻を救うために何度もタイムリープして未来を変えようとする話。
何度も何度も未来を変えた末に辿り着いたルートは自分が死んでしまうことでしか救われない世界だったので、全ての不幸の元凶となった事件をなかったことにするために10年以上時間を巻き戻して妻と出会う前に戻る、という最終展開はちょっと微妙でした。
タイムリープを繰り返すと周りがどんどん不幸になるとか、寿命が縮むとかの伏線を最後は一切無視したような展開だったので。
最後のタイムリープ後は妻殺しの犯人含めてみんな幸せになっていました、というのもちょっと都合が良すぎるなぁ、と感じました。
やっぱりタイムリープ物は扱いが難しいな、と改めて思ったりもしました。

院内警察
病院内で起こる様々な事件に対応するために設置された院内警察の男性の話。
スクールポリスの病院版みたいなものかな、と思って見てみたのですが、まず病院内でほとんど事件が起こらない、ということで肩透かしを食らいました。失せ物探しやいたずら事件など、トータル3件くらいしか病院内で事件が起こらなかったです。
メインは院内警察の男性のかつての恋人が治験参加後に死亡したのは何かしらの医療ミスがあったのでは?、という事件の真相を追うというもので、主人公が院内警察であることの意味がほぼ皆無でした。普通に設定が医者でも話が通ってしまうよね、と。
また、主演の桐谷健太さんの滑舌の悪さが目立つ展開が多かったのも残念でした。他の作品ではそこまで滑舌の悪さが気にならなかったのですが、今作は難しい医療用語を長台詞で言わないといけないシーンが多々あり、そこで結構気になってしまいました。今なんて言った?、と思うことが多かったです。

光る君へ
前作「どうする家康」は11話で脱落しましたが、紫式部が主人公の話なら見てみる価値はあるかも、と思って見始めました。
この時代を舞台にしたフィクション作は「神作家・紫式部のありえない日々」が個人的にベースになっているというのがあり、紫式部と藤原道長が幼い頃に出会っていて恋人関係にあった、という設定にはちょっと馴染めない部分がありました。むしろ、将来の夫との関係を深く描いてほしいなぁ、と思うくらいで。
また、女性の名前が訓読みで、倫子は「りんし」ではなく「ともこ」だし、「定子」は「ていし」ではなく「さだこ」だったりして、そこには結構違和感がありました。
まぁ、当時のことはわかっている史実の方が少ないので、どうとでも描けるというのはありますが。
現時点では、「鎌倉殿の13人」ほど引きがいいわけではないけれど、「どうする家康」ほどガッカリする部分もないので、最後まで視聴を続けようとは思っています。
posted by minerva at 21:43| Comment(0) | アニメ・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月04日

秋アニメ・ドラマ 総評

今期は全体的に小粒だった印象でした。

アニメ

ラグナクリムゾン
始まる前から個人的期待値高めの作品で、結果としてもかなりいい出来になっているな、と感じています。
あまり話題になっていないのが寂しいところですが、原作に忠実で、話としていいペースで進んでいると思います。
声は全キャラ合っているのですが、中でもスライム先輩は素晴らしいな、と感じました。原作を読んだとき以上にスライム先輩が好きになってしまいました。
他にも、アルテマティアとウォルテカムイは想像通りのキャラまんまという感じでよかったです。
2クール目にも期待しています。

アンデッドアンラック
ジャンプ系の作品はアニメになるとすごく面白くなる場合があるので、コミックスは買っていないものの、見るだけ見てみようと思って見てみました。
悪くはないけれど……そこまで面白いと思えなかったのは原作同様でした。
絵は割と動いていましたし、声も割と合っていたので、原作が好きな人なら楽しめるのかな、と感じました。

鴨乃橋ロンの禁断推理
これもやはりジャンプ系の作品であることと、推理物は基本的に好きということがあったので、見てみることにしました。
頭が切れるけれど犯人を死に追いやってしまう悪癖と過去の罪のせいで推理を禁じられた探偵と、バカ正直系のへっぼこ刑事のバディもので、推理がメインというよりキャラ同士のやり取りを楽しむ系の話かな、と感じました。
推理は結構大味な感じでしたし、シャーロックホームズとモリアーティ教授の因縁を話に絡めてくるのはちょっとベタすぎるなぁ、と思うところもあって、つまらなくはないけれどそこまでハマれませんでした。

カミエラビ
ヨコオタロウさんが原案のオリジナルアニメということで見てみました。
ニーアシリーズが割と好きだというのもあり。
選ばれた神候補に特殊能力が与えられ、お互いに協力し合ったり殺し合ったりする流れは「プラチナエンド」みたいだな、と思ったものの、候補者の持つ特殊能力に結構個性があったり、序盤で死ぬと思っていなかったキャラが死ぬなど、ヨコオタロウさんらしい、いい意味での胸糞悪い展開はそれなりにありました。
ただ、アニメだけで話は完結せず、どうもゲームにつながる展開のようです。
「.hack//」シリーズみたいなことをやろうとしているのかどうなのか。
アニメだけで話が完結しないなら、見なくてもよかったかな……というのが正直なところでした。

薬屋のひとりごと
原作やコミカライズ版がかなり人気だと聞いたので、見てみることにしました。
中華風後宮物語ではあるのですが、出てくる単語が平安時代の宮中っぽいものが多く、その混ざり具合がちょっと肌に合いませんでした。
毒物に関連する一連の推理に関しても、白粉に鉛が入っているとか、乳児にはちみつを与えていけないとか、それなりに一般的な知識を作中でどや顔で語られてもな……と感じることが多く、あまりハマれませんでした。
話のテンポは割といいのですが……

葬送のフリーレン
アニメ放送前からかなり話題になっていたので、見てみることにしました。
話自体は面白いのですが、思っていた以上に話の起伏が少ないので、アニメとして大丈夫なのかな?、と思うこともありました。
タイトルの意味が出てきたときなどは、素直にすごいなぁ、とも思いましたが。
面白い、面白いんだけど言われるほどかなぁ……という感じで、期待値が高過ぎになってしまったようにも感じました。

放課後少年花子くん
15分アニメで全4話と短かったですが、作品自体は結構楽しめました。
本編を知っていることが前提ではありますが、気楽に見ていられましたし、楽しめました。
本編の続編制作が決まったとのことで、その告知のための作品だった感じがしないでもなく。

SPY×FAMILY 2期
超人気作品の安定の2期目ということで、安心して見ていられました。
話のテンポがいいのに加え、絵も非常によく動くので、見ていて楽しかったです。

東京リベンジャーズ 天竺編
もっと話題になってもいいはずなのに、あまり話題に出て来ない第3期。
天竺との決戦に向かうときにОPが流れたところは、ものすごくいい演出で鳥肌が立ちました。
最後が非常に中途半端なところで終わってしまっているのはいつも通りなのに、続編予告がなかったのがちょっと怖かったです。
なんやかんやで今期1番面白かったのに、あまり話題にならず残念でした。

Dr.STONE 3期
大型船で旅立った先の島で石化装置の奪い合いを制するところまでが描かれていました。
話の進むペースなどなどいい感じで、この作品も安心して見ていられました。
第4期の制作も発表されているので、今から楽しみです。

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 2期
一応1期を見ていたことと、コミカライズ版の連載が終わったことで話として完結するのかどうかを確かめるために見てみました。
1期のディビジョンにナゴヤとオオサカが加わったので、序盤は各ディビジョンの掘り下げと新ディビジョンの紹介のような感じで、話が動いたのは後半になってからでした。
今期はディビジョン同士のバトルというより共通の敵を全員で倒しに行こうという感じで、その辺り目先が変わっていたのはよかったのですが……話としては完結していませんでした。話としてキリよくはなっていましたが、続編はまだいくらでも作れる終わり方でした。
ファンでないなら見なくてもよかったな……というのが正直なところでした。
全員で歌うОPは素晴らしかったです。

魔法使いの嫁 2期
そこまで期待していなかったものの、フィロメラ編は結構楽しく見られました。
最終盤でバックに歌が流れながらチセが戦うシーンの出来はものすごくよかったです。
この作品、普段は話が平坦なのですが、最高潮で盛り上がる時の演出が神がかっているので、ついつい見てしまいます。

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-
原作を余すところなく京都編直前までアニメ化していたところは素晴らしかったです。
まさか読み切り版の話までアニメ化するとは、と。
ただ、作画の出来があまりよろしくなく、剣心の顔おかしくない?、と思う個所が結構ありました。
まぁ、この作品の本番は京都編からだと思うので、ここからに期待しています。


ドラマ

ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~
クリスマスイヴの1日に起こった出来事を3つの視点で見ていく話ということで、ゲームの「街」「428」みたいなのをドラマでやるのかな、と思って見てみました。
……やりたいことはわかるのだけど、大して面白くないなぁ、と思いつつ一応完走はしました。
記憶喪失の男編は主人公が記憶喪失なだけあって話がつかみにくく、ニュースキャスター編はよくある特大スクープ狙いのキャスターの話で面白みがなく、レストラン編はシチュエーションコメディ的なものを狙っているのかもしれないけどいろいろ空回りしているな、という感じで、3つの視点でどれも惹かれる部分がないというのが致命的でした。
3つの話の登場人物が所々でニアミスしたり関連性が出てくるのも定番演出なのですが、それがもう都合のいい偶然に見えてしまいました。
いまひとつでした。

トクメイ! 警視庁特別会計係
とある警察署で月20%経費削減を実行するために派遣された会計係の話。
経費という面から警察を描くという切り口が非常に面白かったです。
捜査で使ったタクシー代などは普通に経費になるとわかるのですが、いかがわしい情報屋との交際費とかキャバクラ代も経費請求してくるところなど、素直に面白くて笑えました。
全体的に作品のノリも軽くて、気楽に楽しめる刑事ドラマでした。
最後の最後まで経費に関する話で通してきましたし、意外なところに黒幕がいたりもして、続編作られないかな、と思うレベルで好きでした。
また、JPさんの演技が結構上手いな、ということにもちょっとビックリしました。

パリピ孔明
アニメ版は見ていないですし、原作も知らないのですが、孔明を向井理さんが演じることが面白そう、と思って見てみました。
実際、向井理さんの振り切った演技が最初から最後まで面白かったです。
他のキャスト陣もバカバカしいことを全力で演じていてよかったです。
登場するアーティストも本職の方々を連れてきていて楽しめましたし、登場人物同士の掛け合いとか、いろいろ楽しかったです。

コタツがない家
ウェディングプランナー会社の社長としてバリバリ働く女性の家族は、11年新作を描いていない漫画家の夫、別の大学に行きたいからと指定校推薦の面接で暴言を吐いて不合格になった高校生の息子、詐欺に騙されて家と全財産を失ったという父、というダメ男だらけ。その中で紆余曲折ありつつ家族というものを考えていくホームドラマ。
とにかく主演の小池栄子さんの演技が上手いのと、周りのダメ男たちも憎たらしいけど憎み切れないギリギリのラインを保っていて、どこがおもしろいのかわからないけど毎週見てしまう、という不思議な魅力がありました。
いい意味で話の着地点が見えなかったのもよかったです。

ブラックファミリア~新堂家の復讐~
芸能界を目指してとある有名オーディションで特別賞を獲った少女が、自分の誕生日に自らが通う高校の屋上から投身自殺してしまう。絶対に自殺ではないと思った家族は、とあるお金持ち一家が娘の自殺に関与していたのではないかと感じ、一家に潜入して自殺の謎を解き明かそうとする。
序盤は「パラサイト 半地下の家族」みたいだな、と思ったものの、少しずつ自殺の謎に迫っていく流れは素直に引き付けられました。
話の終わり方もちょっと特殊で、最後まで目が離せなかったです。

ゼイチョー~ 払えない にはワケがある~
とある市の税務課に勤める人たちの物語で、様々な理由で滞納している人たちから税金を徴収していく話。
話の構造としては「シッコウ!!~犬と私と執行官~」と似ていて、税金を滞納しすぎて強制執行で差し押さえに入るけれど、なんやかんやで滞納者が拒否して困る。でも、最終的にどうにかなる、という感じでした。
ただ、最終的に話は別方向に向かって行くので、これはこれで楽しめました。
主演の菊池風磨さんは自分の演技があまり上手くないとわかっているからなのか、必要以上にキャラに緩急をつけている感じではあったのですが、これはこれで悪くないかな、とは思えました。
posted by minerva at 13:34| Comment(0) | アニメ・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする