2026年01月07日

秋アニメ・ドラマ 総評

今期はドラマが当たり多めだったように感じました。

アニメ

グノーシア
ゲームが好きだったので見てみることにしました。
人狼ゲームをベースにした話なので、根本的に動き少なめになってしまうものなのに、思いの外ヌルヌル動きまくる上にストーリーも原作を上手く組み合わせながら進められていて、ものすごく満足いく作りになっていました。
初期メンバー5人の声優さんは有名ではないもののオーディションで選ばれただけあって、みんな上手いですし、役にも合っています。
2クール目も期待しています。

永久のユウグレ
とある事件の怪我のせいでコールドスリープすることになった青年・アキラが、文明の衰退した世界で目覚め、かつての恋人・トワサと同じ顔をしたアンドロイド・ユウグレに結婚を申し込まれる。ひとまずアキラはトワサの痕跡を求めてユウグレと旅に出る……というオリジナルアニメ。
アキラが目覚めたのは北海道で、まず東京に向かおう、となるところまではよかったのですが、途中の仙台で長いこと足止めをくらったりして、8話くらいまでは話の進むスピードが鈍足な上にどこに向かっているのかわからなくて、大して面白いとは感じませんでした。
そこから急速に謎解きが始まるのですが、今度は話の進むスピードが速すぎて、ちょっと話の配分がおかしいのでは?、と感じました。
謎解きは悪くはない感じでしたが……なんやかんやトワサにイライラしたりして、全体的に微妙でした。

しゃばけ
舞台は江戸時代。体が弱いけれど妖怪と交流できる商家の若旦那の周囲で起こる謎の殺人事件を追う話。
連続する1つの大きな事件を1クールで解決する形式になっているせいか、謎が謎のままよくわからない状態で進行し、しかも非常に動きが少ないので、絵はきれいだけど終盤になるまで見ていて暇だな、と感じることが多かったです。
若旦那の周辺にいる妖怪たちもそこまで重要な役回りにならないというのもあり。この子たちは何ために存在しているの?、というのを最後まで感じていました。
最終話付近で伏線が一気に回収されることになって、その辺りの謎解きは悪くはなかったのですが、体の弱い若旦那だけど頭が切れる……みたいなのを想像していたら、そういうわけではなかったというのもあり、全体的に微妙でした。

SPY×FAMILY
アニメも3期目というのもあり、安定した面白さはあるけれど、特に新鮮味もなく、印象に残りにくかったです。ロイド、ヨル、アーニャ、それぞれ主役になる話はあったのですが……
ちょっとマンネリ化しているように感じました。

百姓貴族
原作のいいとこどりで面白いエピソード順にアニメ化されている中での3期目ということで、そろそろネタ切れになりそうでちょっと怖かったのですが、今期も今期で面白かったです。
クマの話とかタイムリーでしたし。
4期目の制作も決定ということで、期待しています。

らんま1/2
完全なる原作準拠で、シャンプーが帰って来ておばあさんと一緒に猫飯店を開店し、後の準レギュラーであるムース、八宝菜、右京も続々と登場してきて、そういえばそういう話だったな……といろいろ懐かしかったです。どこまでアニメ化されるかはわかりませんが、結構後半の乱馬の母親が出てくる辺りまでは行ってほしいです。

ドラマ

絶対零度~情報犯罪緊急捜査~
元々は未解決事件を解決する話だったものが、事件を発生前に未然に防ぐ話になり、今度はサイバー犯罪を専門に扱う部署の話に変わっていました。
主演は沢口靖子さんで、序盤はおばさん特有の親しみやすさで聞き込みをするとかがいい感じだったのですが、やたらと走るシーンが多くて、その年齢の人がそんなに走らないでしょ、と思ったりもしました。
小さい事件を解決していくものの黒幕がずっと逃げ続けている、という状態で最終章に突入したのですが、黒幕がわかったところで話が終わってしまって、非常に中途半端で消化不良でした。
続編前提になっているっぽい伏線もあったりしたのですが、そこまで評判も良くなかったように思うので、続編はないのではないかな、という気がしています。

終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-
遺品整理会社に勤める男性の話を軸に、巨大企業の専務夫人との純愛を絡めた話。
主演が草彅剛さんということで見てみました。「罠の戦争」「嘘の戦争」とか好きだったので。
遺品整理会社の仕事内容とか、顧客からの理不尽なクレームとか、実際にそういうことがあるのだろうな、と思える部分が多めだったのはよかったです。
ただ、恋愛部分はなくてもよかったかな、と感じる部分で、それよりも遺品整理とパワハラ自殺の証拠捜しとかの部分がもっと多くあってほしかったです。
終わり方がちょっと雑に見えたのも残念でした。

シナントロープ
「オッドタクシー」の脚本を手掛けた此元和津也さんが原作・脚本ドラマということで、見てみることにしました。
今期1番の当たりドラマでした。
シナントロープというハンバーガーショップに勤める人たちの群像劇を軸に、シナントロープに嫌がらせをしたりする裏組織と思われる人たちと、その裏組織を監視している2人組の3つの大きなグループが細かく場面を切り替えながらそれぞれ話が進んでいく形になっていました。
場面切り替えの部分では前後のシーンにセリフやシチュエーションの共通点があり、登場人物が多いのに共通点が見いだせて話を続けて見ていられるようにいろいろ細かく工夫されていました。
また、脇役を含めてその場限りの登場人物というのが非常に少なく、脇役だけど序盤と終盤に出てくる人とかいて、あのときの人だ、と思える場面が結構多くて楽しかったです。
最終話の謎解きの部分は圧巻で、それまでの伏線を全部きれいに回収していったところは素晴らしかったです。また、それを踏まえた最終シーンで、全ての起点が主人公だったとわかる部分にはやられたな、と感じました。
ちょっとだけエスパー
野木亜希子さんの脚本ということで見てみました。
人に触れると心を読める、触ると花を咲かせられる、動物と話をしてお願いベースで頼みごとを聞いてもらえる、弱い電磁波を出して軽く物体を温められる、などの弱いエスパー能力を駆使して様々な謎の依頼を達成することになる人たちの話。
あまり役に立ちそうにない能力を上手く使って依頼を達成していく序盤は、結構気楽に見ていられました。
でも、そこから未来の知識だとか歴史改編とかの話になって、よりSFに話が傾いてからは、悪くはないけどそれなりによくある話だなぁ、と思ってしまいました。
ある1人の人を助けると他の多数の人が死ぬというトロッコ問題的な話になっていたので。
終わり方はちょっと意外でよかったです。

東京水上警察
水上での事件を専門に扱う警察の専門部署の話。
1つの事件を2~3話かけて解決しつつ、全ての事件の黒幕を最後に追い詰める、という構成になっていました。
原作があるので仕方ないとは思うのですが、1つの事件が2~3話だとちょっと長い印象で、間延びしているように感じてしまいました。
また、警察内での部署同士のいさかいとか、ノリが平成というか昭和な感じで、いろいろとキャラがうるさいな、と感じてしまいました。主役が脳筋キャラというのも私には合いませんでした。

もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう
1980年代の渋谷を舞台に、ストリップ劇場を演劇の舞台に変えて劇団を運営していく話。
キャストはとにかく豪華で、その場限りのちょい役ですら顔と名前がわかるレベルでした。
ただ、キャストが豪華な分、大きく掘り下げられないまま終わってしまったキャラが多いとも感じました。
また、主役の久部の性格が悪すぎて全く共感できなくて見ていてイライラするだけだったのが大きなマイナスで、それに加えてヒロインのリカの性格も最悪でプラス部分が見つけられなかったですし、若き日の三谷幸喜がモデルだという蓬莱にはほぼスポットが当たらなかったことなど、ことごとく期待が裏切られたように感じてしまいました。
唯一、最終話直前の回で、劇団の俳優が、久部は演出家としての才能はあるかもしれないけど自分というものがなくてやることなすこと全てが人の受け売りだ、と評する部分だけ、確かにな、と思えてよかったです。

推しの殺人
地下アイドルグループとして活動していた3人は、ある日事務所の社長を殺してしまう。3人は秘密裏に遺体を処分するが、そのことを誰かに見られていたらしく、脅迫を受けるようになる。また、それと並行して謎の女性連続殺人事件が起こっていた……という話。
主役のアイドル3人のうち、ルイ役だけは何とか見られる演技だったものの、他の2人が下手すぎて結構きつかったです。
アイドルとして3人が少しずつ人気者になっていく流れはちょっと都合のいい感じもありましたし、謎の女性連続殺人と社長の殺人事件がほぼ関係なかったとか、話のまとまりも微妙でした。
唯一、ルイと幼馴染の刑事絡みの部分は割と面白く見ていられました。

コーチ
警視庁の中でかつては第一線で活躍していたものの、現在は署内勤務に落ち着いている老齢の警察官が若い警察官を導いていく話。
ザックリ言うと、穏やかな「教場0」、という感じで、「教場0」がスパルタで若い刑事を指導していく話だったのに対して、こちらは穏やかに諭す感じで導いていく話でした。こちらの方が気楽に見ていられて、個人的には好みでした。
序盤では刑事1人ずつそれぞれメインの話があって、後半で全員集まって捜査が始まる辺りの演出もよかったです。

良いこと悪いこと
小学校の同窓会で掘り起こしたタイムカプセルの中から、現在は有名人になった雑誌記者の女性を当時イジメていた6人の人物の顔が塗りつぶされた卒業アルバムが出てくる。
そして、その6人が次々に死んでいく中で、かつてのイジメの加害者と被害者が協力して犯人を捜すことになる、という話。
話の序盤で連続殺人の第一容疑者のイジメ被害者が除外され、犯人候補が現れては容疑から外れていき、最後にわかった犯人とその動機にはいろいろ考えさせられるところがあって、最終話辺りの流れは素晴らしかったです。
イジメの主犯がこの話の主人公で、イジメをしておきながら「将来の夢は悪い人をやっつける正義のヒーロー」だと言っていたり、イジメのことをすっかり忘れてイジメ被害者に会いに行っていたり、お前は何も変わらないまま大人になったんだな、と言われたりしていて、こういう人は世の中にたくさんいるのだろうな、と思いましたし、こういう事件は起こり得るのだろうな、と感じました。
すごくいいドラマでした。

ザ・ロイヤルファミリー
馬主と競走馬の約20年を追った話。
競走馬の育て方、騎手、調教、血統、レースの価値等々、競馬の世界が一通りわかる話になっていて、興味深く見ていられました。
レースシーンも結構多めで、見ていて多少の違和感はあるものの、よく作られているな、と感じました。
安定した面白さがありました。
posted by minerva at 12:15| Comment(0) | アニメ・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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