「ゼノブレイドクロス」をニンテンドーカタログチケットを使って買うに当たって、もう1本何かしらのソフトをカタログから選ばなければならない、となったときに選んだのがこのソフトでした。
「ニーアオートマタ」を作ったプラチナゲームスの作品で、アクションがすごく楽しいという情報を得て調べてみたら、ゲームとしての評価がそこそこ高いというのを知って、プレイしてみて損はなさそう、と判断しました。
それでプレイし始めて、ひとまず難易度設定はデフォルトの”有利”を選び、30時間くらいでクリアし、2周目を”拮抗”にしてプレイして、トータル60時間くらいで終わりにしました。
主人公が使えるアクションはストーリー進行で少しずつ解放されていくのですが、1周目ではどうあがいても取れないアイテムとかイベントがあったので、1周目は割り切って攻略サイトも何も見ずに自分の感覚のみでプレイして、2周目は攻略サイトとにらめっこしながら舐め回すように進める感じになっていました。
そんな感じでプレイしましたが、やり込み要素が非常に多いゲームで、完了できたオーダーは全体の8割くらいでした。
全ファイルを評価S+でクリア、全ての宝箱・落とし物を拾う、ビーストレギオンでの穴掘り、全ての敵の撮影などなど、この辺りはきつくてやり切れませんでした。
全てのレッドケース・ブルーケースのクリア、猫の保護、仮設トイレ、レアスライム討伐、敵以外の写真撮影関連はやったのですが……
ゲームシステムとして、オープンワールドでいつでも何にでも挑戦できる、という形だったらもっとやり込んだと思うのですが、特定の何かをやるために該当箇所のストーリーを少し進めてから取り掛からないといけない、というのがあって、それが割と面倒でした。やり直ししやすいように、チャプターの区切りは割と細かく設定されてはいたのですが。
また、攻略サイトを見ながら取りこぼしたレッドケースやら仮設トイレやらを回収していったのですが、そんなのわかるわけないじゃん、みたいな意地悪な場所に宝箱とかいろいろ設置されていて、ヒントがあるものもそれなりにあったのですが、全体的に見ると、1人の力で全てやり切るのは無理かな、と感じました。
難易度としては、”有利”だとちょっとぬるい感じで、”拮抗”でちょうどいいくらいでした。
やり込みを含めるとメチャクチャ大変ですが、クリアするだけならそこまでではなかったです。
”拮抗”でも体力が尽きて死ぬっていうことがほぼなかったですし、回復アイテムは結構頻繁に手に入るので、進めるのに苦労するということはほぼありませんでした。
ただ、ラスボスだけは異様に硬くて、そこだけはちょっと苦労しました。
アクションに関しては、確かに評判通り素晴らしかったです。
主人公とレギオンという魔物っぽい生命体が鎖でつながれていて、お互いの間にある鎖で敵を捕縛するとか、それぞれがお互いの場所に飛べるとか、今まで経験したことない仕組みで楽しかったです。
アクション自体も格好良くて、いろいろな技が決まったときとかスカッとする感じがしました。
ただ、カメラワークがよくないな、と感じることが多々あり、戦闘中に敵の姿が見えなくなるのはしょっちゅうで、カメラ移動とレギオンの移動が同じボタン配置なせいで、カメラを移動させている間に被弾することもよくありました。
そのほか、この作品のキャラデザは桂正和さんなのですが、その再現性はかなりいい感じでした。
背景として存在する街にある広告の写真ですら桂正和テイストがちゃんと出ているのは凄いな、と素直に感心しました。
反面、ストーリーはちょっと微妙かな……と感じました。
詳細はネタバレありのところで語りますが、全体的にエヴァへのオマージュがあるのかな、という感じのストーリー進行だったのと、続編を前提にしているのかほぼ謎解きがないまま終わってしまっていて、消化不良感がありました。
では、ここからネタバレありの感想です。
前述のように、エヴァのオマージュみたいなことをあえてやっているのかな、と感じる部分は全体で4~5ヶ所ありました。
ゲーム冒頭でのレギオンが暴走するところが零号機暴走に似ている、ヨゼフがモノリスみたいな音声だけの偉い人と会話している、アキラが大怪我したときに回復させていたポッドがレイが入っていたやつっぽい、ヨゼフが人を進化させようとしていた感じは人類補完計画っぽい、ヨゼフの立ち位置がゲンドウに近い、などなど。
ここまで被るとあえて狙ってやっているのかなぁ、と。
……という部分はちょっと置いておいて、純粋にストーリーだけを見てみると、多分根幹にある設定はちゃんと作り込んではいるのだけど、それを表面的にしか説明していないように見えました。
そもそもこの世界はキメラと呼ばれる人外生命体に攻め込まれていて、キメラはアストラル界という世界から来ていて、アストラル界が人間の世界を飲み込もうとしている、というのが大前提。
それをどうにかするために、ヨゼフは人類そのものを進化させて自らが神となって人類を守ろうとしていて、それに対してジェナは人の姿のまま人を守ろうとしている、という考えの対立から争うことになっていて、主人公はそれに巻き込まれている、という感じでした。
このヨゼフとジェナの対立が鮮明化して2人が激突するシーンが話として1番良かったと思うシーンなのですが、その詳細についてはほぼ語られないまま終わってしまって、最終的に世界からキメラが消えることもなく日常が続いていくっていう感じの終わりだったので、モヤモヤしました。
ヨゼフが神になろうとしていた、というのはわからなくもないのですが、ジェナは最終的に自らを偏異体化させて戦っていて、それってもう人間ではなくない?、みたいに思ってしまいましたし。
ストーリーの大半は街で起こる事件を解決しつつジェナを追っていく、という流れで、その間にちょいちょい謎解きは入るものの、ガツンと来る説明がないまま終わってしまったように感じました。
結局キメラは何なのか(人間のなれの果て?)、アストラル界は何なのか、わからなかったです。
まぁ、それもこれも続編構想があるせいで全てを説明しなかったっぽいのですが、その続編がないのではないか、という話もあったりして、モヤモヤのまま終わってしまいそうなのが残念です。
また、主人公の双子の片割れであるアキラについて。
男主人公にするとアキラという妹として、女主人公にするとアキラという弟として登場するわけですが、基本的にどちらを選んでもストーリー進行が同じになるようにアキラはツンツンしていて、自分が自分がっていうタイプ。逆に主人公は実力はあるけど一歩引いているというタイプで、1周目は女、2周目は男でプレイしてみたものの、かつて主人公として使っていたキャラが相棒になったら性格が激変した、みたいに見えてしまって、結構違和感がありました。
主人公に選ぶとほぼセリフを話さなくなるっていうのもあって、男女逆転した状態で2周目をプレイすれば今までほぼ聞けていなかった主人公の声がたくさん聴けるというメリットもあったのですが、個人的には違和感の方が大きかったです。
最後の最後でヨゼフと共に死んだと思っていたら生きていたけど、生き返った理由がよくわからない、とかもちょっと雑でしたし。
その他、ネウロン隊員たちもそれぞれに個性が付けられている感じはあるものの、あまり掘り下げるイベントがなく、そこはもうちょっとどうにかならなかったものかな、と思ったりもしました。
主人公たちを助けるためにアストラル界に残った義父のマックスは結局死んだっぽいのですが、その辺りはっきりしたことが言及されないとかもありましたし。
アクション自体はすごくよかったけど、ストーリーはもっと掘り下げたものを入れ込んでおいてほしかったです。
2025年08月04日
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