私の凄く狭い人間関係の中ではありますが、収益を求めて起業した女性が2人います。
全く両極端な結末となっていたので、それについて書いていこうと思います。
なお、又聞きで聞いた情報なども含んでいますし、起業に関して直接その2人の女性と話したことはありません。あくまで一歩離れた位置から見た話となっています。
1人目:YouTuber
YouTuberについてどこまで起業と言っていいのかどうかはわからないのですが、少なくとも収益を求めてキッチリ機材を揃えてやっていたとのことだったので、起業という表現にしました。
なお、この人のチャンネルはもう存在しません。
時期としては多分もう7~8年前、夫が会社の忘年会経由で「YouTubeはじめました」みたいな手作り名刺を持ち帰ってきたときに始まりました。
YouTubeを始めたというのは夫の同僚の妻で、私と年齢的には同じくらい、1人息子がいる人でした。
私の中では、夫宛に家族年賀状が届く、お中元・お歳暮を贈ってくれる人、という認識でした。
この頃は子供を使ったYouTubeチャンネルが流行しているときで、やれどこぞの遊園地に行ったとか、どこそこへ旅行に行ったとか、個人的には「知らない人のホームビデオを見て何が楽しい?」思っていたのですが、娘が結構そういう動画を見ていたときで、便乗して始める人っているんだなぁ、と思っていました。
それで、もの凄く薄い関係しかないけど、それでも知っている人がYouTubeを始めたというなら1回くらい見てもいいかなぁ、と思ってちょっと見てみました。
親は顔出ししないとか、子供の顔はモザイクを入れるとかのチャンネルも多い中、親子共々ガッツリ顔出ししつつバッチリメイクで出てきたことにまずビックリしました。
映像もそこそこ編集され、週に5回は更新していたりもして、本気でやろうとしている感じはありました。
ただ、どこそこへ旅行に行ったとかの何番煎じの話題なのかなという動画が多く、全体的に漂うお金持ちアピールとマウント感……これを好意的に見る人がいるのだろうか?、という状態でした。
また、全○種のシールを全て当てるまでお菓子を食べ続ける動画とかが山ほどある中、全8種の食玩を5個買って開封してみた動画とか、何をもってそれを撮影して公開しようと思ったのかわからない動画も多々ありました。
全てが既存動画の劣化コピーでしかなく、アドバイスしてくれる人もいないのだろうな、と感じました。
単純にキラキラママを演じたいとか誰かにマウントを取りたいのであれば、これはこれで自己満足としてやればいいと思うのですが、本気で収益化したいという話を又聞きで聞いたりして、怪しいコンサルにでも騙されて高いマニュアル買っちゃったのかな、と変に勘繰ってしたりもしてしまいした。
再生数は3桁前半がほとんど、たまに1000を超えるのがある程度。
とても収益化に結び付きそうにはありませんでした。
でも、更新頻度が高いので、そこは頑張っているなぁ、と思っていました。
YouTubeチャンネルと紐づいてTwitter、インスタグラムを作ったりもしていました。
そんな感じで生暖かく見守っていたのですが、チャンネルが開設されて半年もしないうちに、子供を使った動画の収益停止のニュースが流れました。
すると、光の速度でチャンネルが一時休止となり、動画は全削除、お金にならないとわかったらもう意味はないんだ、とちょっとビックリしました。
……というところで終わればよかったのですが、約1年後内容を変更してチャンネルが再スタートしました。
なぜそれを知ったのかというと、チャンネル開設時と同様の名刺が再び回ってきたから。
少しだけ違っていたのは、事前にチャンネルを見たという人から、3分も見ればお腹いっぱいになる内容だった、という感想があったこと。
怖いもの見たさで見てみれば、「○○の教育チャンネル」という名前の教育系動画に変貌し、幼稚園での過ごし方やらトイレトレーニングやらの幼児に関する情報がいくつもアップされていました。
そういえば、1人息子をどこぞの私立小学校に入学させることができたとかの噂を聞いていたので、そこで何かしらの自信を付けたようでした。
それでもまぁ一応見てみるか、と適当なのを選んで見てみると……3分でお腹いっぱいになるという内容というのは確かにその通りで、多分たくさん教育系の本を読んで勉強したのだろうというのはわかるものの(ちょいちょいいろんな本からの引用が入る)、子育て経験は1人だけでしかもまだ小学校低学年だという人のアドバイスをわざわざYouTubeで誰が聞こうと思うのか。
それこそ、何年も幼稚園や保育園で働いていた人とか、講演会を開いているような人たちのYouTubeチャンネルが山ほどあるのに。
案の定、再生数は伸び悩んで、ほぼ全ての動画が再生数2桁。
そこから考えると、子供を使った動画がそこそこの再生数になるっていうのは間違ってはいないのかな、というのは感じました。
それで、子供が小学校低学年ということは、子育てについて語れる内容が数年分しかないということで、3ヶ月もしないでおそらくネタが枯渇。
何を考えたのか、今度は女性向け雑誌の付録紹介を開始しました。
まずは登録者数を増やすことを考えたのか、当時収益化されていなかったショート動画形式に移行したりもしていました。
でも、この世にはその月に発売される全ての雑誌の付録を紹介する動画もあるのに、1冊だけピックアップされた雑誌の付録を紹介したところで誰が見てくれるのか。
その後も迷走は続き、次第に私生活を切り売りするような内容になっていきました。
例えば、過去にあった親との確執を語って今自分の子育ては成功しているアピールをするとか、節約方法紹介としてウォーターサーバーとネイルサロン通いを辞めたら年間数万円節約できましたとか(それは節約ではなく贅沢を止めただけだと思わずツッコんだ)。
収益化できないのがわかった上で息子を再登場させたり、旅行動画を再び載せたり、次第になりふり構わなくなってきている感じになっていました。
そして、ある時突然「ネットに疲れた」という言葉を残してチャンネルは削除されました。
付随していたTwitterやインスタグラムのアカウントも消え、いつしか年賀状も届かなくなり、今どうなってしまったのか、わからなくなってしまいました。
おそらく、似たような感じでYouTubeを始めたけどやめてしまった人というのは少なからずいるのではないかな、と思います。
やはり、収益化するレベルのものを求めるのであれば、何かしら人には負けない個性であったり突き詰めた何かがなければダメなのだと思います。
とりあえず、人と同じことをしてもダメなのだと。
2025年06月09日
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