2025年04月05日

コミックスレビュー追加

今回の追加はそこまで多くないです。

「あさりちゃん inパリ」
室山まゆみ・全1巻・小学館(描き下ろし)
★ ★ ★
単行本未収録作品、作者のパリ旅行記、描き下ろし作品がおおよそ同割合で収録されている。
全体的にエッセイ多めなので、作者のエッセイが好きなら買って損はない。
タイトルからして浜野一家がパリを旅行する話に見えるが、実際そうではないところにだけ注意。

「アベルと魔界の王」
野原もさえ・全2巻・スクウェア・エニックス(Gファンタジー)
★ ★
王妃である母親を魔族に誘拐された第2王子が、魔族と契約して母親を助けるために魔界に向かう。
第1話の人間界での話は割と読み応えがあったのだが、魔界に入ってからの展開が普通すぎて残念。
最後も完全な打ち切りの終わり方で、謎解きもほぼなかった。
作者が好きでも避けた方がいいかも。

「オバイケ未来案内所」
高瀬飛鳥・スクウェア・エニックス(ガンガンJOKER)
★ ★ ★ ★
未来を見ることができ、依頼人の望む未来に導く女性と依頼人たちのオムニバスストーリー。
依頼人が望むことであれば、それが第三者視点で不幸であろうとなんだろうと依頼を全うする、という主人公のスタイルがいい。序盤は割とよくある話が続くものの、それ以降は珍しい感じの話もある。
「笑ゥせぇるすまん」「世にも奇妙な物語」系統の話が好きな人におすすめ。

「祝福のチェスカ」
乃原美隆・一迅社(ゼロサム)
★ ★ ★ ★
様々な国の王族が集まる学園に、世界中の人たちが持つ超能力を持たない種族の王子が入学してくる。
全ての言語を扱える少女が王族たちの間を取り持って会議を始めるが、その会議中に全て人が超能力を使えなくなってしまう。
人が持つ差別意識についていろいろ考えさせてくれる作品で、主人公が非常に聡明でありつつも嫌味がないので、楽しく読める。読んでいてスカッとするところがあるのもいい。

「となりの席のジェームズくん」
yutaka・スクウェア・エニックス(Gファンタジー)
★ ★ ★
人前でほとんど話すことのできない少女と、英語しか話せず、日本語がほとんどわからない少年がクラスで席が隣になったことで、少しずつ交流していくことになる。
序盤は主人公の少女にイライラするところもあるのだが、少女なりに努力しているところが見えたり、自分勝手な男子と臆することなく話し合うなど、自分の努力で環境を良くしていくところがいい。
ちょっとしたアメリカの風習的なものがわかるところもいい。

「変な絵」
相羽紀行・双葉社(描き下ろし)
★ ★ ★ ★
WEB上に残されたブログと謎の絵から、絵が示す真相を探る話。
「変な家」(上記参照)と同じ原作者による作品なので、「変な家」が好きなら間違いなく楽しめる。
下手に引っ張ることがなく、話のテンポもよく、絵も上手く、読みやすい。

「Ubel BlattII」
塩野干支郎次・スクウェア・エニックス(ビッグガンガン)
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
グレンとの戦いから1年後、新体制で国を治めていたが、グレンを復活させようとする人々が現れる。
前作がきれいに完結しているだけに、蛇足にならないかという心配はあるのだが、序盤を見る限り、キッチリ面白い。
前作の人気キャラが軒並み出てきているし、ストリーもしっかりしている。

差し替え作品

「最高の推しの見つけ方」
茅原ミハシ・全3巻・スクウェア・エニックス(Gファンタジー)
★ ★ ★
女装男子の配信者を激烈に押していた少女が、実はその推しがクラスメイトだと知って、2人の少し変わった友人関係が始まる。
主人公の少女が、推しに関して女装している姿と普段の姿とを完全に別物だと考えていて、推しは推しでお金を惜しみなくつぎ込むけれど、普段の姿にはミリも興味を持っていない、という部分がいい。
脇役も個性強めなキャラが多いので、それなりに楽しく読める。
最終的には推しが彼氏に……という流れになってしまうものの、きれいに終わっている。

「ひぐらしのなく頃に令 色尊し編」
夏海ケイ・全4巻・スクウェア・エニックス(ガンガンONLINE)
★ ★ ★ ★
「鬼熾し編」「星渡し編」の解答編。
問題編のときよりも昭和時代の登場人物が多く登場するので、本編を知っている人は懐かしく読める。
本格的な謎解きは2巻以降になるが、出し惜しみすることなく出てくるので、吸引力は強い。
話としてそこまで長引くこともなく、きれいに終わっている。

「魔王様はあいまで知りたい。」
益田学昭・全4巻・スクウェア・エニックス(ガンガンJOKER)
★ ★ ★
勇者の到着を待つ魔王城にて、両想いだけどお互いにビジネスライクでしか接することのできない魔王と秘書・エレナのやり取りを楽しむ話。
設定は割とよくあるものなのだが、本音と建前の間で揺れ動く2人の様子は素直に楽しめる。
魔王が骨状態であるところがいい。
話としてそこまで長くなることもなく、いい時期にキッチリきれいにハッピーエンドで終わっているので、読後感もよい。

「竜の花嫁お断り」
イロノ・全5巻・Gファンタジー(スクウェア・エニックス)
★ ★ ★
竜の血を引いているためそこまで強くはないものの特殊な力を持つ少女が、幼馴染の青年を助けるため封印されていた竜を解き放ってしまう。竜は青年の体に取り憑き、少女に全ての封印を解くよう要求してくる。
一見すると和風ファンタジーだが、実際は西洋の妖怪的なものも割と出てくる。
話としては割と王道な感じで、やや個性に乏しい。
最後はきれいに謎解きも終えているので、読後感はよい。
posted by minerva at 13:52| Comment(0) | 漫画全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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