ペルソナシリーズの3~5の制作スタッフが作る新規RPGならまず間違いなく面白いだろう、と思って発売日に買ってすぐにプレイし始めました。
クリア時間はおおよそ90時間、トロフィーはそこそこ意識してはいたものの取得率50%程度でした。全てを回収するつもりなら2周目は必須という作りだったのですが、2周目の追加要素が強ボスくらいだったので、2周目はプレイしなくてもいいかな、となりました。
前述の通り、ペルソナシリーズの制作スタッフが作っているというのがわかった上でプレイしたわけですが、思いの外ペルソナっぽくて、むしろそこにビックリしました。
異世界でペルソナをやろうっていう感じで、全体の95%はペルソナだったかな、と感じました。
どの辺りが共通しているのかというと、
・カレンダーがあってメインクエストに関して期限がある
・コミュ(支援者)がある
・人間力(王の資質)がある
・ペルソナ的な能力(アーキタイプ)があって、魔法などはアーキタイプ依存
・戦闘中に仲間だけど非戦闘員の支援キャラ(ガリカ)がアドバイスしてくれる
・魔法や攻撃の属性、弱点や耐性、状態異常がペルソナと同じ
・魔法名がペルソナと共通しているものが多い(タルカジャとか)
と、こんな感じ。
でも、似ているからと言ってそれが悪いわけではなく、アーキタイプを育てるのとか普通に楽しかったですし、各キャラ向きのアーキタイプがあるとはいえ育て方は結構自由だったりして、システム自体はいいと感じました。
仲間との合体技であるジンテーゼとか、4つまで他のアーキタイプの技を使えるとか、新しいシステムもあったりしましたし。
戦闘は基本的にはペルソナシリーズっぽい感じだったのですが、ターン制ではあるものの行動回数が変動する作りで、弱点を突けば攻撃回数が増え、回避・反射・無効化できれば相手の攻撃回数が減るということで、弱点を突くこと・回避などをすることの意味が格段に上がっていたのはよかったです。
難易度はノーマルで通したのですが、最初から最後までMPは枯渇しがちでした。(この辺りもペルソナと似ていました)
戦闘システムとして先制が取れるのと取れないのとで大きな差があり、先制が取れると敵全体のHPが1/3くらい減った状態で戦闘がスタートし、更にノーダメージキルが出来ると経験値やお金が多めに入るので、サクッと敵を倒すためにMPを使って全体攻撃やダメージ大きめの技を使うことが多かったです。
なお、敵に先制を取られてしまうと、雑魚敵でもいきなり全滅レベルのダメージを受けるとかもありました。先制を取ることの意味はものすごく大きかったです。
それで、MP回復アイテムが貴重であまり手に入らないこと(店売りもあるが個数制限あり)、MPを回復するには一旦ダンジョンから出て日数経過させる必要があるというのはペルソナシリーズのときと同様で、長いダンジョンだと攻略に4日かかるとかもありました。
クエストで訪れるダンジョンは1日でクリアできるくらいに調整されていたのですが、ストーリー上訪れるダンジョンは結構長かった印象でした。
ボス戦は初見だと戦い方がわからなくて負けるとかもあったのですが、考えてやり直せば割とどうにかなることも多かったですし、ボタン1つで戦闘をスタート時に戻せる機能もあったりして、その辺りを上手く使えばどうにかなった感じでした。
不満があるとすれば、1つだけ、自由行動できる期間が全体的に短いこと。
最終決戦前は結構長期間自由行動が出来るのですが、1番最初に自由行動できるようになるまでが結構長くて、そこまでの道のりはがんじがらめの一本道でしたし、自由行動ができるようになっても、前述のようにダンジョンで3日くらい消費し、クエストをこなすとそれ以外のことができる機会って結構少なかったです。
それでも、そこまで意識しなくても王の資質とか支援者をMAXまで上げられましたから、その辺りの調整はされていたのだと思います。
ペルソナだと人間力とコミュをMAXにすることって意外と難しかったりするのですが、この作品はMAXにした上でやるべきことがあるので(ロイヤルのアーキタイプを育てる)、それなりに簡単にできるようになっていたのだと。
ロードがちょっと長め&多めというのはありましたが、そこまで気にはならなかったです。
音楽は相変わらず素晴らしく、フィールドボーカル曲いいよね、と今作でも思いました。
ストーリーに関しては、悪くはないけどそこまで感動することもなかったかなぁ、という感じでした。
「テイルズオブアライズ」「ユニコーンオーバーロード」をクリアしたときの感覚に近くて、いろいろ捻られているところはあるし、謎解きも割と良かったけど、心に刺さるかと言われるとそうでもないかな、と。
詳細は、ネタバレありで書きます。
話としては、呪いを受けて目を覚まさない王子を助けるために旅を始めるところからスタート。
そこから、国の中から国民の支持を1番集めた人が次の王になることが決まって、主人公も王の候補者として名乗りを上げて王を目指す、ということになりました。
中盤までは、王の候補として名乗りを上げることは別の目的のための手段であって、実際に王を目指しているわけではない、という感じだったのですが、中盤以降は本当に王になることが目的になっていました。
それで疑問だったのが、主人公の最終目的は王子を呪いから救い出すことで、自らが国民に認められて王になったとして、王子が目覚めたから王子に全権を渡します、ってなったら国民納得しないのでは?、ということ。
それで話を進めていったら、実は主人公は王子の別人格で、王子と同一人物だったんだよ、となるわけですが……最初から決められていた話の流れではあるのだろうけど、ちょっと都合よすぎない?、となってしまいました。
ドラクエ6の、主人公が実は王子なんだよって言われてもいまひとつ実感が持てなかったときの感覚に似ていました。
この世界には8つの種族がいて、それぞれの見た目とか特性のせいでかなり強烈な差別が根付いている、という世界観とか、なぜそんなことになってしまったのかとか、モアの正体がとか、その辺りは結構すんなり受け入れられたのですが。
アーキタイプに目覚めるときの謎の声が母親だろうなぁ、というのは割と序盤で予想は出来ていました。
ただ、中盤でフィデリオとバジリオが主人公たちに同行することになった辺りでは、主人公の仲間は全て違う種族になるのだろうから、フィデリオかバジリオのどちらかが仲間になるのだろうな、というのは予想できていたものの、フィデリオが死んでバジリオが仲間に、というルートは1番考えていなかった展開で、そこはちょっと驚かされました。
そんな中で1番驚いたのは、王子に呪いをかけたのがレラだったとわかったとき、でしょうか。
フォーデンが死んで、宗教側の代表をレラに挿げ替える、となった辺りからレラを倒すところまでが個人的に話のピークでした。
ルイの目的とか、そこまで驚かされなかったです。
また、国民から1番支持を集めた人が王になるという特性から、常時主人公が国民からどの程度支持を集められているのか、という順位確認ができるのですが、これが意味をなしていたのが序盤と一旦順位が落ちる終盤くらいで、クエストやコミュをこなしていると順位は上がっていくのですが、ある程度上がると順位の天井が用意されていてそこから一切上がらくなってしまうのが残念でした。
1つのクエストで上がる順位をもっと抑えて、コツコツ上がって行く感じが欲しかったです。
全体的な出来具合はすごくよかったけど、少し不満点が残る、という感じの作品でした。
2025年01月04日
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