ドラマの「アンナチュラル」と「MIU404」と同じ世界線の話で、両ドラマの登場人物も出るとなったら観ないわけにはいかない、と思って観に行きました。
本当は初日に行きたかったのですが、諸般の事情で断念し、公開後約10日で観に行くことになりました。
いつもなら映画は夫とか娘と観に行くのですが、今作についてはドラマが好きすぎて、何一つ批判されたくない、という理由で1人で観に行きました。
観に行ったのは平日の朝一の時間帯だったのですが、意外と50人くらいは人がいて、この時間帯でこれだけ集まるんだ、とちょっとビックリしました。
ストーリーは、東京某所にある巨大物流倉庫(おそらくモデルはア○ゾン)から出荷された荷物に爆弾が仕掛けられていることがわかる、というところからスタート。しかもその数は12個。警察は全出荷を止めようとするも、企業側としては出荷を止めたら大損害なので(ブラックフライデーのためにいつもより出荷量が増えている)、なんとか全荷物検査をできる環境を整えて出荷を続行しようと努力し、その間にどうにか犯人を捜し出す、という流れでした。
とにかく全編に渡ってずっと緊迫感があるので、話が中だるみすることもなく、飽きずに見ていられました。
「アンナチュラル」のメンバーは爆破事件の被害者の検死を行うところで活躍し、「MIU404」のメンバーは爆破事件の初動捜査を担当するところで話に絡んでくるので、思っていたよりもその存在が本編に組み込まれている感じになっていました。
伏線の張り方と回収の仕方も素晴らしく、何気ないセリフが伏線になっていたというものが多数あり、気付いた伏線よりも気付かなかった伏線の方が多くて楽しめました。
物流についても何となくは知っていたものの、知らなかったことも多々あって、何気なくポチっている通販商品はもっとまとめて注文しようとか不在にならないようにしようとか、そんな気持ちになりました。
作中に物流の世界の闇が上手く取り込まれていたように感じました。
パンフレットには、当初の脚本には人材派遣の問題も入れ込まれていたものの時間の問題で全面カットとなったとあったのですが、人材派遣の闇も確かにありそうな感じではありました。
唯一の欠点は、やはり「アンナチュラル」と「MIU404」を知らないと100%は楽しめないだろうな、ということ。2つのドラマを見ていて、この人物はこういう性格なんだっていうのを知っていないと、多分話の中でちょっと浮いて見えるのではないかな、と感じました。
ただ、2つのドラマを知っていると、チラッとその存在が作中で匂わされた部分で大興奮ですし、顔見せ程度ではなくわりとガッツリ本編に関わっていたところでも再び大興奮で、すごく楽しめました。
すべてひっくるめて、ここ15年くらいで見た実写映画の中で1番面白かったな、と感じました。
では、ここからネタバレありの感想です。
伏線が素晴らしかった、というのは前述しましたが、ミスリードもかなり上手かったです。
中盤で主人公のエレナが犯人なのではないか、と疑われる流れがあるのですが、話の序盤で転落事故を知っている風のことを言ってみることで動機がありそうに感じられたり、センター長権限で倉庫内で荷物を受け取っていることを見せることで、この方法なら爆弾を仕掛けられるのでは?、と思わせてくる辺り、上手いな、と感じました。
ここ数年ドラマは結構見ているので、出てくる俳優さんたちの顔と名前がおおよそ一致する中で、爆破の犯人だった方は全く知らなかったのも個人的ミスリードになっていました。
この事件のきっかけとなった転落事故の被害者役は中村倫也さんで、ほぼ登場シーンはないのに有名な人を使っていたりもしたので。
それで、最終的に何でこの人たちの描写があるんだ?、と思っていた2組の親子が最後の最後で話をまとめる形となっていて、やっぱりいろいろ上手かったなぁ、と感じました。
全てを知った上でもう1回観てみるのもアリかな、と思っています。
2024年09月08日
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