「翔んで埼玉」の監督&脚本家の映画ということで、これはきっとたくさん笑える映画に違いない、と思って観に行くことにしました。
娘もザックリ日本史を学んでいるので、歴史上の偉人たちが出てくる話であれば楽しめるだろう、と思って一緒に連れて行きました。
時代はコロナ禍の日本。
コロナウイルスの感染によって総理大臣および閣僚たちが全滅。
その状態をどうにかしようとした科学者が歴史上の偉人をAIと3D技術で現代に復活させ、1年間の期間限定内閣を発足。
偉人たちの手腕で日本は復活するのか……という話でした。
前述の通り、あの監督と脚本家ならきっと大いに笑えるに違いない、と思って観に行ったのですが、ふたを開けてみると、クスッとできる場所はそれなりにあるものの、思ったいた以上にメッセージ性強めの内容で、期待していたものと違っていました。
「ぜよはぜよぜよ」とか「政子の部屋」とかひろゆきっぽい人とか、笑える部分はあるにはあったのですが。
ただただ娯楽を求めて観に行くと、私のように、思っていたのと何か違う、ということになってしまうかと思います。
では、ここからネタバレありの感想です。
偉人内閣が発足したものの、最初は支持率も低く、国民は全体的に懐疑的。
しかし、全国民に50万円を給付、財源は国内企業から出させる、早急な国内産ワクチンの開発で各国から外資がガッポガッポで支持率がうなぎ上り……と序盤は都合のいい展開になるわけですが、これについては意外と説得力があって、これはこれで、と納得できました。
この辺りまではクスッとできる個所も結構ありました。
ただ、これ以降は織田信長が総理の座を狙っているのでは?、むしろ織田信長の方が総理に相応しいのでは?、みたいな流れになって、でも実は豊臣秀吉が黒幕です、辺りの話になると、ほぼ笑いはなくなっていました。
最後は、全て人任せにしている日本国民はこうも簡単に秀吉に国を乗っ取られようとしている、もっと政治に関心を持つべき、という家康のかなり長い演説があったりして、見せ場は見せ場なのだけど、見たかったのはこういうのじゃなかったなぁ……と感じていました。
ラストシーンで偉人たちが消える、という終わり方はよかったのですが。
なお、演者の方々の演技は全員上手かったです。
ちゃんとそれぞれの偉人らしい感じが出ていましたし、徳川家康役の野村萬斎さんが能を舞うシーンなど、やっぱり本職だけあって所作が違うなぁ、と感心しました。
全体的には悪くはないけれど、「テルマエ・ロマエ」や「翔んで埼玉」を期待してしまうと肩透かしになってしまう、という感じでした。
娘はそういう先入観がなかったせいか、割と楽しく見られたようです。
2024年08月04日
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